1年以上前ですが、しばらくブログを休んでいる間にミラノに行ってきました。
いつもはミラノサローネの期間中に行くので、ホテルが法外に高くて、いいホテルは全く手も足もでないので、ここぞとばかりに気になるホテルへ行ってきました。
そんなホテルの一つが今日紹介する「アルマーニホテル」です。
実はあまり気乗りがしなかったのですが、
自分が好きでなくてもクライアントが好きな場合も大いにある。
そして「アルマーニカーサ」の家具を実際に使って体験することで、きちんと説明できる。
ということで、思い切って宿泊してきました。
結果・・・行ってよかった~
他のホテルにはない素材使いでいい刺激を受けてきました。
さてミラノのアルマーニホテルは「マンゾーニ通り」という高級ブランドが並ぶ通りに面して建っています。
道路を挟んで横に「アルマーニカーサ」のショールームがあるという立地です。
でも入り口はかなり控えめで、さりげないプレートがあるだけです。
とはいえ、イケメンのベルボーイが立っているので、足も目も止まってしまいますが・・・
1階は入り口だけでエレベーターでフロント階に上がり、チェックイン。
このあたりは写真がないので、はっしょっていきなり廊下です。
写真をみただけでは、なんだか薄暗い廊下ですが、それは壁の塗装のせい。
このイタリア独特の塗装は、ツヤがあってとても綺麗で、もやっとした感じがいいニュアンスを出しています。
ではここから部屋の様子を・・・
こちらは部屋から入り口を見たところ。
暗ーい円形の玄関部分の曲線の扉を開けると、まさに「アルマーニ」の世界が広がっていました。
壁紙もファブリックも家具も照明もアルマーニ。
ベッド横のデスクも照明もアルマーニ
私たちの部屋はマンゾーニ通り沿いにだったけど、ベッドの正面が凄かった!
まるでミラノ!
こんな綺麗な夕日が見えて、うっとり・・・
な~んて、ここまではただのお上りさん!
ここからはお仕事。
実は一つ一つのマテリアルチェックに30分くらいかかりました。
壁紙は日本でも販売されていますが、部屋をみてわかるとおり一見地味にみえるので、貼った時の質感勝負。
先ほどのイタリアの塗壁のよさを壊さないように、この上品な質感と色があるのが!
ファブリックも全く主張しない色と折柄。
でも全てが調和して、それぞれが最大限の効果を上げるようになっている。
今回そのことがよくわかりました。
その一例としてクローゼットの扉の写真をあげてますね。
クローゼットの中も凝っている。
正直ホテルでこんなに素材チェックしたのは初めてかも・・・
ここからはサクッと写真で紹介します。
バスルームへの通路にあるバーコーナー。
ここは扉と天板、正面の壁のマテリアルチェック!
どこまでもアルマーニの世界でまとめられています。
バスルームはとっても贅沢な広さで、イタリアンマーブルがこれまたシック。
浴槽からはまたあの建物が・・・
トイレも同じイタリアンマーブル。
それ以外は何もない! 潔いシンプルさです。
アメニティは黒い容器ですが、石鹸1個だけ、綺麗なオレンジという憎い演出。
ここには写っていないけど、今回◎だったのは、シャワーキャップ。
黒いしっかりした素材で、本当によかった。
シャワーキャップでこんなに喜んだのは初めて!
アルマーニの素材は実は日本の色使い、素材使いに似ているところがあって、日本の住宅にも合うと強く思っていたけど、今回その見解が間違っていなかったことが分かっただけでも来たかいがあったというもの。