今回は久しぶりに仕事の話。
去年から行っていた築32年のマンションのリノベーションが先月終了しました。
最近、マンションのリノベーションが脚光を浴びていますが、リノベは個々の物件の状態と施主の予算、要望により正解がないので、いつも悩まされます。
そこで、「マンションのリノベーション。注意したい5つのこと!」を何回かに分けて書いてみます。
第1回めは「扉の相棒、建具枠にも注目!」
30年以上前の物件だと、扉(建具)の高さが1800㎜という物件も少なくありません。
その物件もまさにそう!
天井自体も低いのですが、扉1800㎜はいくら日本人でも男性は頭をすくめないと通れないので、当然扉を交換します。
が、問題は扉だけではありません。扉の枠! 古い物件の場合困ったことにこの枠がスチール製ということがままあるのです!!!
このスチール製の枠の場合、枠で壁をもたせるという構造上の問題で使っている場合があるので、気をつけてください。
扉の枠は脇役で見落としがちですが、もし古いマンションを購入するとかの機会がありましたら、枠にも触れてみてください。
このマンションのLDは交換OKでしたので、枠ごと変えて、高さを2100㎜にしました。
これは工事前。
これは完成後! 奥の扉の高さに注目!
和室との間仕切。これでは完全に2部屋使い。
そこで、扉を3枚に。そして、戸襖上からの吊り扉にして下にレールが出ないように工夫。扉を開けると広いワンルームの部屋として使えます。
今日はここまで!
次回はキッチン!