& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

「マンションリノベーション」                           ~注意したい5つのこと~ 第2回 水回り

 

前回に続いてマンションのリノベーションで気をつけたいことシリーズ。

今回は水回り。

題して「目立ちがり屋のパイプ野郎」

築10年以上の中古マンションを購入する場合、希望として多いのは水回りのリノベーションですが、これが曲者。構造上どうにもすることができないことが多い箇所でもあります。

30年ほど前から増えてきた床上配管(下の住戸との境界のコンクリート上部と下の住戸の床下に挟まれたスペースに配管がある)は、キッチンなどの設備を変えることが比較的容易です。

難しいのは配管がパイプスペースまで床の上を通っていたり、下の住戸の天井裏にある場合です。

 

今回のリノベーションでは、こっそり、でもしっかり目立つ位置にこの配管野郎が 居座っていました。

せっかくなのでまずは綺麗になったキッチンから・・・

 

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そして古いキッチンですが、問題はこの立ち上がり。

 

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この少し高くなっている位置の後ろに配管あり、右手の壁のパイプスペースへ続いています。

つまりキッチンで隠れて見えませんが、床の上に配管があったのです。

 

そのため、キッチンのキャビネット奥を加工しない限り、改装前同様、ドンと奥に詰めてキャビネットを置けません。しかも最近のキッチンは昔より奥行きが深くなっています。

という訳で、改装前よりキッチンが前に出てきました。

赤いラインが新しいキッチンの位置です。

 

 

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とはいえ、ガスコンロがビルトインになり、天板のフラット部分が増えたので、作業スペースが広がり、使いやすくなったのでは(?)と思います。

 

 

 

ついで、他の水回りスペース。

 

トイレは右手のパイプは見えないようにしましたが、左下の汚水管は隠せませんでした。   そこで写真に写っていなので残念ですが、外せるカバーを作って目隠しをしました。

 

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洗面台は無駄な隙間を作らないようサイズを工夫。

洗面台右側に新設した引き戸が引き込まれます。

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ここで、キッチン以外の水回りはの配管に注目すると・・・

下記の写真を見てください。

 

今回のマンションのように写真手前の廊下の床と脱衣所の床の段差がある場合、そのスペースに配管がある構造になっているのです。

 

 

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 こんな場合、水回りの位置を変えられませんが、リフォーム自体は難しくありません。

 

ただ気をつけたいのは、こういう構造の場合、他の部屋は当然床上配管ではありません。ということは、2重床ではない場合がほとんどですので、今度は遮音フローリングに注意です。

 

という訳で、次回はフローリングを初めとした仕上げの話を・・・