今日は本の紹介。
迫力ある表紙が何とも言えませんが、今や日本を代表するアーティスト村上隆さんの著書で、私がとても影響を受けた本です。
「芸術起業論」 村上隆 著
村上さんと言えば日本のサブカルチャーをベースにした作品を初め、数々の作品を発表し、それがどれも世界中で注目をあつめる現代アートの第一人者。
かのサザビーオークションでは1作品1億円で落札されるほど。
海洋堂とコラボして発表し話題になった実寸大フィギア「Miss ko2」は写真を目にしたかたも多いかと思います。
それ以外にも、六本木ヒルズのキャラクターを作ったかと思えば、ヴィトンとコラボしたりと幅広い活躍をしています。
その村上さんの起業論!
実に爽快で面白いです。
彼曰く
「日本では芸術家というとお金に無頓着なこと=清貧がよい!という決めつけがあり、作品の対価としてお金を稼ぐ芸術家は汚い!と見られがち!
でも、それはおかしいよ!」
彼が彼の作品を世界に売り出すためにどんな戦略を練ったか!
どんなにお金を管理して次の作品にチャレンジしたか!
アーティストのアーティストとしての体力とは?
などなど世界を相手に売り出すアーティストの戦略本です。
形のないソフトを売る商売の人間が読んでも面白いのは当然ですが、これから自分を売り出そうと思っている人にとってもとても参考になる本だと思います。
自分の才能、自分のアイディア、自分の言葉・・・
全てタダではないのだ!
「自分の作品でお金を稼ぐこと=金儲け」それでいいと思います。
その後ろにどれだけの涙や汗やあることか・・・
一味違った起業論、経営戦略本としてお薦めの一冊です。