3日連続IKEA特集になりましたが、今日は本家本元。家具編です。
インテリアコーディネーターが考えるIKEAの家具の選び方
実は、小物はよく使うIKEAの商品ですが、正直、家具をモデルルーム等で使うことはあまりありません。
組み立て、配送の手配、不具合があった場合の交換システム等々、仕事として使うには向いていない点も多いからです。
ただ私個人は30年以上前にIKEAが日本に初めて上陸した時からのユーザーで海外で暮らした時もお世話になりました。
実際に使った家具は20点ほどですが、今回はその経験をふまえてお話ししたいと思います。
1)まずはモデハウスで使ったIKEAの家具の例
数少ないモデルハウス使用例をまずご紹介します。
①これ籐の椅子とラグがIKEAです。籐の家具だとアジアンテイストになってしまうイメージですが、組み合わせ方によっては西海岸テイストにもコーディネートできます。
②これも同じく籐の椅子ですが、上とはイメージが変わります。
こちらはアジアンテイストにまとめても素敵です。
③子供用ベッドソファのように使える点と収納付きで便利です。
通常のシングルベッドより小さいので幼稚園生くらいまでの子供用です。
ただもう廃番になったようですが、子ども用ベッドは他にもあるので、探してみてください。
シーツ、ラグもIKEAで購入しました。
写真をみていただくとわかるとおり、今回ご紹介3例うち2例は椅子。
つまり組み立てがいらない完成計の商品です。
数は少ないのですが、組み立てがいらない商品がまさにそのものずばりで間違いがないので、納得したら買いです。
2)私が個人で使用している、使用していた家具
①スツール
これは事務所で来客が増えた時に使う予備のスツールです。
シンプルなデザインとスタッキングできる機能性、899円/脚という値段で
選びました。
組み立ては簡単!踏み台にもなるので重宝しています。
②キャビネット
赤いスチールに惹かれて10年近く前に子ども用に買いました。
なかなか個性的な商品ですが、こんなに長い間継続しているということは人気商品なのかも・・・
簡単な鍵付の扉はガタついていますが、何とかいまだに使っています。
③書棚
このビリーという名前に書棚は長年続くIKEAの定番中の定番商品。
安い!収納力ありで書棚の魅力はありますが、
棚板がたわむ、がたつくなどのデメリットもあるので、使い方要注意です。
自宅の子供部屋のビリーは棚がたわんでがたがたです。
4)過去に使った家具
TVボード、エクステンションテーブル、折り畳みテーブルなどは海外に住んでいた時に使っていました。
残念ながら3年ほどでがたついてきたので、廃棄してきました。
2)IKEAの家具を購入する時の注意点
ここでIKEAの家具を購入する時の注意点を・・・
① IKEAの家具は基本DIY型の組み立て式
IKEAの家具買ったことのある人はもうご存知だと思いますが、IKEAの家具は組み立て式がほとんどです。
これはIKEAに限らず他の家具メーカーでも同じですが、IKEAの場合は自分で棚から取って自分で組み立てることが前提です。
「それが難しい!」
いえ!正しくいうと組み立てることは取扱い説明書を読めばなんとかなりますが、キチンと綺麗に組み立てるのが難しい!
大きさにもよりますが、ちょっと器用な人でも大変です。
仕事でお願いする造作家具屋さんも組み立てたことがあったそうですが、プロでもきちんと綺麗に組み立てるには時間がかかったと言っていました。
わたしも何度も組み立てていますが、コツをつかむには時間がかかります。
なので、道具は大事です。
少なくとも電動ドライバーは用意して臨むことをお勧めします。
② 特に棚やキャビネットなどの箱ものは注意
本棚やTVボード、収納キャビネットなどを箱ものと呼んでいますが、これらは特に注意が必要です。
まず本棚は荷重に注意。重い本を置くようでしたら幅の狭い本棚を選んでください。
うちのIKEAの本棚も棚板がたわんでしまったこともありました。
先ほど実例であげた書棚ビリー。
自宅の商品が幅80cmですが、本の重みで棚板がたわんでしまいました。
もちろん本に限らずですが、何を置く予定なのか考えて購入してください。
③大型のものは組み立ても頼もう!
上記で書いたように組み立てが大変なイケアの家具。背が高い、幅があるなどの大型の商品は組み立てもまで依頼する方がいいかと思います。
もちろん有料ですが、結果として安くつきます。
引出や扉のある商品も要注意です。
家でいうところの「建付けが悪い!」といったことが起こります。
引出がガタつく、うまく閉まらない、扉が傾く・・・等々
これらも本当は組み立てを頼んだ方がいい商品です。
まとめ
IKEAの大黒柱である家具。日本のメーカーには無い発想の商品も多く楽しいのですが、組み立てが難しかったり、耐久性に問題があったりデメリットもあります。
どこで何年くらい使う予定なのか?といったことも考えて選んでください。
また、購入する時は配送費、組み立て費用(依頼する場合)も前もって調べてから購入してください。