3回連続のIKEAシリーズをひとまずお休みして、今日はジェネリック家具のお話・・・
ジェネリック家具って本当にいいの?
1)まずはジェネリック家具って何?
最初に「ジェネリック家具・照明」ってご存知ですか?
デザイナーがデザインしたいわゆるデザイナーズ家具と言われるものにはいわゆる著作権(家具の場合意匠権)が存在します。
例えば一度は目にしたことがあるこちらの椅子。
建築家ルコルビジェがイタリアのカッシーナ社と契約して製品化した商品です。
そのデザインだけでなく、構造、製作方法も含めて、「これなら私の名をだして世に出していいよ!」という許可のもと製造しているわけです。
なのでそれを真似てコピーすることは禁止されています。
バッグなどのコピー禁止と同じです。
ただ特許庁によると、日本では意匠権の保護期間は20年。これを過ぎると、誰でも同じデザインのものを製造できるようになるそうです。
一番イメージが近いのは「ジェネリック薬品」
ジェネリック医薬品・・・一般的には特許が切れた薬の有効成分でつくられる薬品
これと同じようにジェネリック家具とは、有名デザイナーがデザインした家具の中で意匠権が切れたデザインで作られた家具のこと。
リプロダクト家具ともいわれていますが、最近では「ジェネリック家具」といわれることが増えてきました。
例えばこんな商品が・・・
①バルセロナチェア
②スワンチェア
③シェルチェア
④アルコ(照明)
2)ところで、オリジナルとの違いは?
①オリジナル
- 品質がいい
- 価格が高い
- アフターメンテナンスされる
②リプロダクト
1.安い
2.品質がメーカーによってまちまちで悪い商品もある
3.修理などのサービスもまちまち
3)で、実際のところどうなの?
正直にいって一概にリプロダクト商品は悪い!とは言い切れません。
違法ではないので、求めやすい価格で一流のデザインの商品を楽しみたいという人にはありかと思います。
ただ、それを作るメーカー、売る店にによって品質に幅があることをわかって購入して欲しいと思います。
革の品質、縫製、金属の溶接、磨き・・・どんなに同じようでも同じではありません。正規品ではないという認識できちんと確かめての購入をお勧めします。
そのため、あまりに安いメーカーはあまりお勧めしません。
まとめ
私も実際仕事で使うことがあります。
そのその場合、実店舗がある会社を選び、実際に店舗に出向いて商品の仕上がりを確かめてから購入します。
この写真では下記の3点を使用
1)アルコランプ(照明)
2)バルセロナチェア(椅子)
3)LCテーブル(ダイニングテーブル)
ご自身できちんと納得した上でインテリアを楽しんめるといいですね!