近年LED電球の目覚ましい普及によって住宅、オフィス、店舗から白熱球、いわゆる昔からある電球が少なくなりました。
蛍光灯、LED照明が増えるにつれ、電球などの光源の種類が劇的に増えています。
でも実際どれだけの人がその違いを分かって使い分けているのか?
今回は地味に電球・電灯の色の話をします。
電球の色の違い、知っていますか?
1)蛍光灯
LEDが増えてきたとはいえまだまだ一般住宅では蛍光灯照明を使っている方が多いと思います。
ではどこのメーカーの蛍光管を使っていますか?と聞くと意外にわからない方が多いのではないでしょうか?
切れてしまって、電気屋さんやスーパーで売っているものを買う方が多い気がします。
ややこしいのは昔蛍光灯と言えば、オフィスにあるような青白い光だったのですが、現在は3種類。
①昼光色・・少し青みを帯びた白い光
オフィスや学校など広く使われる
②昼白色・・白い光だが、昼光色より自然な感じ
昼白色より家庭で使われる
③電球色・・・白熱灯電球に代わる温かみのある光
家庭用としてよく使われる
(パナソニック照明より クール→昼光色 ナチュラル→昼白色)
このように昼白色、昼光色は名前が似ているうえに、メーカーによって呼び名が違うので気をつけてください。
まずはこの中から使う部屋の目的によって選びます。
勉強する子供部屋は昼白色、くつろぐリビングルームは電球色など・・・
日本を初めアジア地域では昼白色が好まれる傾向にあります。
そしてメーカーによる色の違い!
これは知らない方が多いのではないでしょうか?
現在電気屋やスーパー、コンビニでみられるメーカーはパナソニックと東芝。
同じ種類の電灯でも、パナソニックは白っぽい、東芝はオレンジ色。
すばり
白っぽい光が好きな方はパナソニック製、
オレンジ色の光が好きな方は東芝製
大きな家電量販店などは実際に展示してあるので好みの光をみてから買うのもいいかと思います。
それから蛍光灯の中に三波長型蛍光管という種類があります。
一般的な蛍光管よりも色の三原色(青・緑・赤)の三波長域が強調された光を発する商品です。
実は三波長は、人の目が最も認識しやすい波長なので、同じ照度でも明るく感じ、色味が自然なものになります。
スーパーの食品売り場はこの照明を使っています。
同じ肉や野菜でも光によって美味しそうに見えたり、残念に見えたりするので、実はスーパーの食品売り場担当の方は灯りに詳しいそうです。
蛍光灯と使っているお宅のダイニングルームは考えてみてもいいかもしれませんね。
少しで高いですが、スーパーなどでも売っています。
最後によくある失敗。
2灯ある中の1灯だけ切れて買う場合。
同じ照明器具の中で違う光だとおかしいので、必ず確認して購入してください。
今回はここまで・・
次回はLED電球についてのお話です。
地味な話が続きます。