今回はホテルのインテリアについてのお話です。
インテリアコーディネーターがディープな視線でホテルのお部屋を案内するシリーズ。
第一弾はこちら・・・
東京タワーが下から上まで綺麗に見える最高の眺めをもつこのホテル。
今日は、昨年オープンした「虎ノ門ヒルズ」の47~52階にあるホテル「アンダーズ東京」のインテリアを紹介します。
【アンダーズ東京】新しいスタイルの日本のインテリアが素敵です!
ここ「アンダーズ東京」はハイアットグループのホテルでライフスタイルホテルという新しいコンセプトを持つホテルです。
まるでその土地に住む友人の自宅に遊びにきたようにリラックスしてもらおうという趣旨だそうです。
というわけで、日本初のアンダーズブランドのホテルのインテリアは新しい日本スタイルのインテリアで一杯の魅了的なホテルでした。
客室のインテリアを手掛けたのは、和菓子店「HIGASHIYA」のプロデュースやや由布院「山荘 無量塔」の空間デザインなどで有名な緒方慎一郎さん。
「和モダン」というより日本人が考える日本の空間の美を表現する数少ないデザイナーの一人です。
では中を見てみましょう!
1)扉を開けるとまずは前室
木パネル仕上げの前室。とても落ちついた雰囲気で木目がとても綺麗です。
左手にトイレ、洗面、浴室があります。
(写真は部屋から、入口を撮った写真なので、写真右手になります。)
扉の横のスツール。
ちょっと腰かけるのは怖い。壊れそう・・・
でも鍵やバッグを置いたりと便利。
これはすぐに真似できる!
BOX収納の上のスタンドがオサレ!
デンマーク王室御用達ブランドのホルムガード社のシールがありましたが、見たこと無い。勉強不足かオリジナルか・・・
このBOX収納にセイフティBOXが入っています。
2)一歩入った部屋は、壁は漆喰をイメージした仕上げでシンプル
前室と部屋とをつなぐ飾り棚
一歩入ると、白い漆喰風の壁がとても美しいベッドルームです。
壁の仕上げは漆喰のようで漆喰でない。壁紙?友だちと壁の端をみてこれは壁紙だという結論に達したけど、確認はとれてない。まだ調査中。
でも、とてもいい手触りです。
エアコンを上手にかくしています。
変形のテーブルが面白い。
東京タワーを眺めているだけて幸せ・・という前にチェック!
一見、無垢材のようでしたが、貼り合わせでした。
いい仕事です。
この後、お話しするこの部屋の色でブルーがでてきますが、それに対するアクセントとして赤茶が椅子に使われていました。
これも日本らしい色の組み合わせです。
また壁のアクセントとして茶色の木のフレームが入っています。
規則性を保ちつつ、リズムを外す。計算されつくしていて流石です。
出来るようでできないデザインです。
3)特筆すべきはこのミニバーコーナーのデザイン。
部屋の入り口にミニバーがタワーのようにありました。
ブルーと白のコントラストが美しい襖のよう・・・
照明とミラーで主役級のネスプレッソマシーン。
正直綺麗でしたが、出し入れしづらく使いにくいでした。
残念!
アルコール以外の飲み物はフリーです。
インテリアとは関係ないけど、かなり嬉しい!
というところで、長くなりそうなので、水回りは次回続編で・・・