& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

誰もが悩む収納狂騒曲

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今日は久しぶりに個人のクライアントと打合せでした。

 
150㎡超の新築マンション。
東京都心では、本当に広いマンションです。
とはいえ、どんなに広くでもクライアントにとっては100%満足のいく住まいではないのが、マンションの辛いところ・・・
 
「キッチンの収納が少ない!!」
 
今日のクライアントの場合、来客も多く、家族も多いので、必要な食器をしまうスペースが欲しいのですが、食器棚の幅が900㎜しかない。
この場合、「すぐ横のリビングに奥行き800mmの収納スペースがあるからいいじゃない!」
というわけにはいきません。
 
それは使いにくいだけで、食器の収納には向かないのです。
 
正直、収納の悩みは部屋の広さとは別問題。しまいたい場所に適した大きさの収納スペースの収納があるか?
 
注文住宅や住宅をリフォームする場合はいい設計士やコーディネーターに当たると、キチンと考慮して設計してくれるので、この悩みから解放されます。
 
ただ決まった間取りの新築マンションでは、なかなかそういう訳にはいきません。
 
適材適所
 1)使う場所にしまう分だけの収納スペースがあるか?
 2)使う物によって適した奥行が確保できるか?
 3)ワンアクションで出し入れできるか?
 
この3つができている収納計画は◎!
逆にこの3つがクリアできない場合は、どんなに広い収納スペースがあっても、使いにくい、そして結局使わない収納になってしまいがち。
 
 例えば
  1)キッチンには食器棚やゴミ箱を置くスペースが必要
  2)洋服収納の場合は奥行550~600㎜、食器棚の下台は奥行450~500㎜、
    本棚は奥行350㎜・・・
  3)扉を開く、引出開ける。どちらかワンアクションで出し入れできる。
 
などなど・・・
 
 
 今日のクライアントも足りないキッチン収納を確保するために、キッチンのドアを一つつぶして(キッチンに扉が2か所あるので・・・)そこに食器棚を置くか?ダイニング側に食器棚を置くか・・・
 
1時間考えたけれども、結論出ず終い。
一度ご自宅に持ち帰って、現在のキッチンの収納の中身をチェックして、次回の打ち合わせに持ってきてもらうことにしました。
 
収納と一口に言っても実はスペースがあればいいというものではありません。
収納の問題は一言で済まない問題なので、いい事例があったらまた報告しますね!