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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

上野の森の奥にそっとたたずむ国際子ども図書館。 この秋、本物の明治期洋風建築の中で子どもたちと読書の秋を楽しんでみませんか?

インテリア空間

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上野公園と言えば、「桜?」「動物園?」「西郷さん?」

いろいろなワードがでてきますが、実は美術館、博物館などの文化施設の集まっている公園としても有名です。

その中でも公園の北側、東京国立博物館を更に進んだところに国際子ども図書館があります。

 

 

 国際子ども図書館って?

 

図書館の案内には「国内外の児童書とその関連資料に関する図書館サービスを国際的な連携の下に行う国立の児童書専門図書館なんたらかんたら・・・」と難しいことが書いてありますが、わかりやすくいうと国立の子どもの本専門の図書館です。

そして正式名称はなんと「国立国会国際子ども図書館」。そう、あの国会図書館の一つでなのです。

というより、そもそもこの建物こそが明治時代に建てられた「帝国図書館」のちの「国立国会図書館」でした。

 

その後、国会図書館が永田町に移設した後も、ここは「上野図書館」として親しまれてきましたが、2002年「国際子ども図書館」として本館部分は全面オープンしました。

 

そして、ついに平成27年6月に新館が竣工。既存の建物を「レンガ棟」、新館を「アーチ棟」として現在利用されています。

 

う~ん!やはり難い解説だ!

 

で、何が凄い?

まずは、その「建物」です。

 

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オリジナルの建物そのものもルネサンス様式を取り入れた明治期洋風建築の代表作のひとつであることは間違いないのですが、老朽化が進み、耐震の問題もあり、そのままで使うことが難しくなっていたのを、徹底的に修復・復元してあります。

改修の設計はあの安藤忠雄建築研究所と日建設計。やるじゃない忠雄さん!

コンクリートの建築を建ててるだけではなく、こんな工事にも携わっていたとは・・・

わたしの勉強不足です。

 

特に内部は細部にわたって、昔のイメージを損なわないよう丁寧に仕事をしたことがみてとれます。

 

まずは階段。子ども図書館なので、危なくないよう、でも美観を損なわないよう手摺にアクリルパネルをつけています。

 

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 照明も復元

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天井の装飾も復元

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アーチが美しい廊下

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ホールの復元されたシャンデリアはアールデコ風(?)今見ても素敵!

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ここが子どもの部屋。絵本や児童図書がこんな美しい空間で楽しめます。

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修復・復元工事の解説。

「シャンデリアはこの写真から寸法を求め復元しました。」とあります。

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 外の窓の納まりにもうっとり!

 

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何がお薦め?

実は私が訪れた時、まだオープンしていなかった新館にあたるアーチ棟もこの9月17日にオープンしました。

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わたしの写真はありませんが、国際子ども図書館のHPに写真がアップしているので、見てください。

 

この歴史的建造物の良さを損なわないようデザインされた美しいガラスのアーチ型の建物です。(上の図のグリーンの部分)

 

天気がよかったら、煉瓦棟とアーチ棟の間にはこれまた心地いいテラス席に是非座ってください。

 

そしてお薦めは、カフェ!

そのテラスを望むカフェもガラス張りでとても気持ちのいい空間でした。

 

 

そして何より、ここは国際子ども図書館

 

肝心の図書館ですが、こども図書館というだけに、絵本だけでなく児童書も充実。

そして、面白かったのは世界中から集めた世界の子どもの本。

私たちが目にするのはせいぜい英語の子どもの本。でも、当然ですが、世界中に子どもがいて世界中で子どもの本が出版されていることを改めて認識しました。

 

よく考えると、子どもたちが絵本や児童書を好きなだけ読める世界は本当に幸せなこと。それができない子どもたちも世界にはまだまだいることも、事実。

世界中の子どもたちに本の楽しさを味わってもらえる世界にしたいとつくづく思いました。

 

残念ながら、シルバーウィーク後半は休館。

カレンダーをチェックして、是非お子さんと、いえいえ子どもがいなくても十分楽しめる「国際子ども図書館」を訪れてみませんか?

 

と、書いてるそばから私がまた、行きたくなった!

 

国立国会図書館国際子ども図書館