& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

インテリアお国柄 クライアントはインターナショナル

残念ながら、わたしは世界を飛び回るインテリアデザイナーではありませんが、英語で話しかけられてもビビらない度胸を買われて、いろいろな国籍のクライアントと接する機会があります。

リーマンショック前はアメリカ国籍の方が多かったのですが、それが台湾の方、中国の方と変わって、最近は中国以外のアジアのお客様も増えてきました。

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私の場合、基本は住宅の仕事が多いので、その方の暮らしまで踏み込んでお話を伺う必要があります。

おかげで結構大変、でもかなり面白い経験をさせてもらいます。

 

海外のクライアントと言っても、賃貸、投資用、セカンド用、実住用と用途が様々なのでそれによっても異なりますが、関係なく面白いと思ったことをまとめてみました。

 

 

色使いが面白い

例えばLDのカーテン。

日本人のお客様はLDは70%の方がベージュ系・グレー系のニュートラルなカラーを選びます。

その次に多いのがグリーン。そして、ブルー・・・

柄は圧倒的に無地が多く、あっても折柄程度。

 

それが海外の方ですと、赤、ピンク、ゴールド、黒等、こちらが「えっ?いいんですか?」と聞きそうになる色を選ばれることが結構あります。

 

そして、実際納品してみるとそのカーテン、意外に悪くない!

思い切った色柄のカーテンを選んでくれる海外のお客様は刺激になります。

 

 

家具のサイズ、他

海外の方といっても、いろいろな国からいらっしゃっています。

アメリカからの方はソファやベッドの日本仕様のサイズに泣きます。大きいサイズにしたくても、エレベーターや部屋の天井が低く、搬入できないことがあるからです。

ソファはセパレートできて大きいものを探せばなんとかなりますが、問題はベッドのマットレス。

キングサイズ一枚のマットレスを搬入できるマンションは都内にそうたくさんは無い現実。大変です。

 

ついでに言うと、ベッドのマットレスの硬さの好みも様々。

アジアの方は硬めを好む傾向にありますが、欧米の方は柔らかめを選ぶ方もいらっしゃいます。体型にもよる気がします。

また、夫婦別室も多い日本のご夫婦ですが、海外の方でそんな例は私が担当する限り1件もありません。そんな場合は既に別居か離婚しているらしい。なるほど・・・

 

ダイニングテーブルでいうと、中国の方はやはり円テーブルを好みます。

椅子も多め。これは納得の選択です。

 

 

照明

欧米からのクライアントは間違いなくあまり明るい照明は好みません。そのかわりスタンドを多用します。

ただアジアからのお客様は蛍光灯色の白色照明を好む方も多いです。

黄色いと熱く感じるのかな?

 

 

スタイル

日本人のクライアントにあって海外のクライアントから絶対にないスタイル。

今、流行りの「カフェスタイル」です。

ではどんなスタイルが多い?

もちろん一口では言えませんが、「クラッシック」スタイルは、中国、ロシアの方の希望が多いスタイルです。

 

ヨーロッパ、アメリカからのクライアントはベーシックな家具を選んで小物でオリジナリティをだすのが、上手です。

 

また、本国と違うスタイルでということでちょっと和のテイストを取り入れたインテリアにしたいという方もいらっしゃいます。和モダンというより、直線的なシンプルが家具を入れ、上手にアレンジされます。

 そういう意味では、国にかかわらず、皆さんオリジナリティの表現が上手。

ご家族のモノクロ写真が90cm角くらいの額にいれて3~4枚飾ってあったり、お母様から譲り受けた絵を飾ったり、旅先で買ったアンティークなものを置いたり・・・

借り物ではないご自身のインテリアが出来上がっていて、本当に参考になります。

 

 

その他

設備では食洗機とコンロ下のオーブンレンジは必需品。特に欧米の方はオーブンレンジのないキッチンは無い!といいます。作る料理によってかわるんですね。

焼き魚グリルをどうすか?海外に住んだ時に日本人が思うのと一緒です。

 

その他面白いと思ったのは、メンテナンスに対する考え。新築住宅では入居前に水回りやフローリングにコーティングする方が多いのですが、私の場合ですが、海外のクライアントに頼まれたことはゼロ。違いますねえ!

 

 

まとめ

海外のクライアントで既に日本在住の方もいらっしゃいますが、自分の国に住んでいてメールでやり取りするケースもあります。

イメージに対する感覚異なるのでできるだけ具体的な写真をつけてお送りしますが、難しいです。家具は心地よさの好みも違うのでなおさらです。

でも、いろいろ苦労して完成したお部屋を、喜んでもらうのはとても嬉しい瞬間。

「インテリアの仕事に国籍はない!」と思うこの頃です。