& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

モデルハウスも変わって行くよ!インテリアコーディネーター、「井の中の蛙」の恐ろしさ。

今日は私が仕事のあり方で深く反省した話。

 
私はインテリアコーディネーターとして、新しいモデルルームやモデルハウスを提案していくうえで、インテリアの流行や世の中の動きをチェックしています。
どんなスタイルが今流行っていて、どんな住まい方が好まれつつあるのか、常にアンテナを立てて、半歩先を提案していかなくてはいけません。
 
かといって、好き勝手にデザインできるわけではありません。
デザインを頼んでくる依頼主の意向にそって提案しなければいけないからです。
 
例えば、郊外のファミリー向けの物件にとんがった黒白のスタイルを提案しても受け入れられないし、反対に都心のタワーマンションにイケアの家具ばかりを並べてもコンペは即落ちてしまいます。
 
そうなると、よく仕事をいただくデベロッパーのテイストの範疇での新しさの追求になりがちです。
 
先日たまたま仕事で行った住宅展示場。正直、住宅展示場で依頼主以外のモデルハウスを見ることはまれで、今回はめずらしく少し時間があったので見せてもらいました。
 
テイストはそれぞれなので、いいとか悪いとかの判断はできませんが、今回私が一番驚いたモデルハウスがこの写真。
 
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ごめんなさい。仕事のトイレ休憩中に前を通った時にこのガレージだけ見て、中は見ていません。でも、どんな人がターゲットかとてもわかりやすいモデルハウスだと一瞬でわかりました。
 
「カーサ ブルータス」や「オーシャンズ」を読んでいそうな親父の家。
まさに旬のスタイル。
今、私が主に受けているクライアントの会社では提案しても絶対に却下されるスタイルです。
 
で、何が言いたいかというと、「こういうスタイルはモデルハウスとして絶対に却下されるので提案しても意味ないなあ!」と思い込んでいた自分に深く反省したという話です。
一般の人には好きな人がいても、クライアントとなるデベロッパーにOKをもらわなければ仕事としてなりたたないので仕方がないのですが、それを私が頭から「無理!こんなモデルハウスは作れない!」と、おもってはいけないのだと思い知らされました。
 
 
まだまだ頭の柔軟体操は必要なようです。
 
だってこのガレージ可愛かったもん!