10月24日から始まった「TOKYO DESIGN WEEK」が昨日11月3日で今年も終了しました。
この時期、会場の外苑前を中心に青山のインテリアショップでは春のミラノサローネで発表された今年の新作の展示を中心にした新作発表会が催され、連日にぎわいをみせますが、わたしはといえば、今年はレセプションに申し込んだものの結局仕事に追われ、行けず終い。
それでも夜9時まで行っている「TOKYO DESIGN WEEK 2015」に8時前に駆け込みました。
実はここだけの話、毎年行っているものの、何だか今一つ不完全燃焼でがっかりすることも多いのですが、一つでも新しい何かを発見できればよしということで、やっぱり行ってきました。
ではまずは、わたしが今年一番「ほ~~~~っ!」と感心して見入ったブースから・・・
それがこちらです。
ちょっと初老のオジサマが立っていたこのブース。
言ってしまえば「鉄道模型」の展示なのですが、その光景がコレ!

「USA」
そうアメリカの開拓時代をデフォルメさせた模型です。
ちょっとだけアップでしたのがコレ!
わたしは鉄子ではないので、ごめんなさい。
鉄道よりもこの「Girls」たちに釘づけ。
場面設定が新鮮で見とれてしまいました。

もちろん鉄道もあります。
貨物列車がいろいろ連結されており、こちらの場面も細かい。
小さなブースでの小さな展示だったのでわずか7cmしか動かせなかったのですが、見事に走りました。

お話を伺ってチラシをいただいたので、開設するとこちらのブースにいらっしゃたのは「松本謙一さん」とおっしゃる鉄道アートのマルチクリエーターで、アメリカ型鉄道模型の第一人者でした。
HPを見るとまるで古き良きアメリカの写真をみているような模型の写真が並んでいます。
上記3枚出典元
‘‘米国鉄道&アメリカ型鉄道模型ファンに贈る「レイルズ アメリカーナ」‘‘
これは本当にアートです。
ご自身を「汽車の語り部」と名づけていらっしゃいましたが、「好き」なものをアートまで昇華させるには大変なことも多かったかと思います。
でも、ここまで完成させて、若い人メインのこういうイベントで、奥様(?)とお二人でブースの説明をされている姿に触発されました。
今度はもっと広いところで大きいジオラマをみてみたいものです。
今年はこのような模型に目がいってしまいました。
本業では、建築模型のこちら。
まずは隈研吾さんの「ボタニカル パビリオン」。植物園です。得意の木材使いがこの作品でも巧みに発揮されています。

次は伊東豊雄さんの「台中国立歌劇院」。隈さんの作品から一転。金属メッシュの壁が有機的で体内を歩いているような感じです。

こちらは藤本壮介さんの「SKYSCRAPER FOREST」。こちらは建築と樹木の融合。
ビルに森をつくる提案です。

最後の作品は「清水建設」の「東京都中央区京橋こども園」。3Dプリンターを使って作ったとありました。

模型と言えば、別のテーマのブースで、ワンルームの使い方の提案をした学生さんの作品もありました。
細かい!

今日は模型シリーズで終了。
明日はITの発達ででてきた新しいデザインをちょっとだけご紹介します。