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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

わたしのホテル「パークハアット東京」 20年の月日を感じさせない底力

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なんでもないようなこの枯葉。これが見事にアートとしてさりげなく且つ品よく客室に飾られているホテル。これが「パークハイアット東京」の素晴らしさを物語っています。

 

そう、何をかくそうここ「パークハイアット東京」は私が東京で、いえもしかしたら世界で一番好きなホテルです。

 

ここ4〜5年外資系、日系を含めたくさんのホテルが東京でオープンする中、「パークハイアット東京」は1994年にオープンして、はや20年。

その間、都内のいろいろなホテルに宿泊していますが、やっぱりここに戻ってきます。

もはや気分は「わたしのホテル」。

海外からのビックアーティストや名だたるビジネスマン、政治家が好んで宿泊するのも納得です。

20年経ったとは信じられないのは、サービスもインテリアも本物だからだとわたしは思っています。

「変わらない、しかし進化し続けている」本物の底力を宿泊するたびに感じ、また行っていまうのです。

 

まず立地ですが、ここ「パークハイアット東京」は西新宿でも駅からもかなり遠い立地。

決して便利とは呼べませんが、喧騒を離れた静寂な空間としてそれはマイナスどころか大きなプラス要因となっています。

またそのおまけとして、近接するビルがなく各部屋から素晴らしいビューが望めます。

実際、先日宿泊した時も・・・

正面にスカイツリー

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 東京タワーと東京湾も望めます。

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今回は 廊下から富士山も大きくくっきりと・・・

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  もちろん夜景も・・・

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 「東京でビューのいいホテルは他にもあるよ。」という声も聞こえてきそうですが、正直このビューはほんのおまけ。素晴らしさの本質はこんなものではありません。

わたしの力量では語りつきせませんが、できる範囲でお話ししたいと思います。

 

さてこの「パークハイアット東京」のロビーは41階。エレベーターで上がると、レセプションは見えずラウンジがあるだけ・・・

レセプションはレストランとライブラリーを抜けた奥にひっそりと位置しています。

 

エレベーターを降りるとまず目にする「ピークラウンジ&バー」を見ながら進んでいくと、144枚の大きな人物写真をコラージュした大胆なモノクロ写真のアートが印象的なレストラン「ジランドール」が現れます。写真はヨーロッパのカフェで寛ぐ人々の顔で、楽しそうにお茶を飲む人々の顔につられて、見る方もくつろいだ気持ちになります。

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そこを脇に見ながら進むと、このホテルの重要な鍵の一つ「本」がなんと2000冊並ぶライブラリーに・・・

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このライブラリーを抜けてさらに進むと、グリーンの壁紙が印象的なロビーへ到着。

 

 レセプションからエレベーターホール、廊下はグリーンの織物調のクロスにほぼ黒といっていい塗の木の家具。静寂で暖かい空気があたりをつつみ、ほっとする空間になっています。

残念ながらロビーの写真はありませんが、エレベーターホールの写真を紹介すると・・

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この写真はエレベーターホール。

今回はクリスマスの演出もさりげなく・・・

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さてここで、インテリアの話を少し・・・ここ「パークハイアット東京」は香港在住アメリカ人のインテリアデザイナー ジョン・ モーフォードがそのデザインを担当。そのコンセプトが「タイムレス」時代に左右されないデザインと聞いてうなづくばかり。

冒頭に書いたとおり、開業から20年以上経ても、古さを感じないどころか新しささえ感じさせるデザインの力は、驚くべき才能です。

ロビーや部屋のクロスの「グリーン」も一言で「グリーン」といいますが、この色ほどむずかしい色はありません。一歩間違えると地味で平凡でつまらないその色をあえてホテル全体のカラーにして、且つ質感のある上品な空間に仕上げたこと。そこには本物にこだわった彼の信念が現れていると思います。

 

先ほどの「ライブラリー」の本も全て彼が選び、彼がその位置を決めたとか。

「本」後で紹介する客室でも大きな「キーワード」となっています。

 

そして、今回お話しする中でのわたしがここを好きな理由その一。

館内いたるところに飾られた洒脱なアートのセンスの良さがあげられます。

エントランスの彫刻オブジェ。そしてエレベーター横のなんということのないフロアマップ。それすらもアートになっている心配り。

一階の「デリカテッセン」でも、それらのアートの一部が見られます。

 

また、下の写真のようなアートが廊下やホール、至る所にかけられています。

全て軽いタッチ、でも本物のデッサンは見るたびにインスパイヤーされます。

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と、ここまで書いて、次回はお部屋を紹介。そして、何故わたしがここが好きかについてもう少し書いていきます。