前回に引き続きわたしのホテル「パークハイアット東京」について・・・
今回は客室についてお話します。
アートが飾られた客室内通路を入って中に進むと・・・
こちらは今回宿泊したお部屋。壁は廊下とやや異なりベージュですが、カーペットが綺麗なグリーンです。そして写真では見えづらいのですが、ベッドヘッドとベッドフットもシルク調のシャンタンの深いグリーン。
実はこのグリーン。デザイナーの名前をとって『モーフォード グリーン』とも言われるそうで、その独特な色合いが上質で落ち着いた雰囲気を演出しています。
凛とした静寂の空気の中に宿泊する人を受け入れてくれる心地よさが感じられる部屋です。
それから、上の写真をみて気づかれた方もいらっしゃるかと思いますが、ベッドヘッドの上に飾っているのは、本物のは枯葉。昨日のフロントを飾ったこの子たち。
初めてこのホテルに宿泊した時、まずこの枯葉に驚いたこと、忘れません。
普通は絵やせいぜいタペストリーがかかっている壁面に枯葉とは・・・
インテリアを仕事にする私に大きな衝撃を与えてくれた枯葉でした。
ベッドの正面はTVが置かれた大きなキャビネット。
細部まで中計算しつくされたキャビネットのデザインは、プロの目からみてもため息。
ミリ単位で計算して作られたのがわかります。
このキャビネットの上部に見える本はライブラリー同様、全てデザイナーのジョン・モーフォードが一冊一冊選んでその配置も決めたのだとか。
今ではよく見かける本を実用を兼ねたインテリアとして飾る手法ですが、いち早くホテルに取り入れたモーフォードはやはり只者ではありません。
正直私はここに来るたびに、キャビネットの寸法をいろいろ測る怪しい人になります。
夜になると、バックライトに照らされてつい手にとりたくなります。
(写真ボケボケ・・)
バスルームにも大きな絵が・・・
大迫力です。
部屋からバスルームを抜けたところにあるにクローゼットはとても機能的に作られています。スーツケースなどの荷物を置いて壁に傷がつかないよう木のモールがまわっている点。家のインテリアでも生かせそうです。
今回の部屋は東京タワーとスカイツリーの見える夜景ビューのお部屋。
ビューはおまけと書きましたが、やはり綺麗。ずっと眺めていてもあきない見事なイルミネーションビューでした。
【おまけ】
こちらは一番狭いスイートのお部屋。
ミラーに飾ってありアートや窓の上のアート。その位置が絶妙です。
ベッドルームに枯葉オブジェはありませんが。屏風のような木パネルが廊下との壁になっていて、こちらも斬新です。