先日、またまたクライアントのマンションの内覧会がありました。
以前も書きましたが、「内覧会」新築マンションを購入かれたお客様は引き渡し前にお部屋をご覧になる唯一の機会。部屋で設備の不備や傷がないかチェックする日です。
何か問題があった場合、それがきちんと補修されたかチェックするする確認会という場もありますが、基本その2回だけなので大事な日です。
と、いうものその日に部屋を見てインテリアを考えたり、採寸したり、お客様ができる日だからです。
例えば冷蔵庫置き場の寸法を測ったり、納戸やクローゼットの大きさを測ったり・・・
プロでも実際、図面上だけではわからないことも多々あり、部屋を実際にみて変更することがあります。
特にエアコンのスリーブの位置や点検口の位置に泣かされること、しばしばです。
置こうと思っていた家具が置けなくなるからです。
実際に内覧会でちょっと気をつけておいた方がいいことを再度あげると・・・
インテリアを考えるうえで、内覧会でチェックすべき項目
1)照明をつけるローゼットの位置確認
特殊な照明をつけたい時、スプリンクラーや火災報知器にあたらないか?
2)同じくクローゼットのような背の高い家具を天井いっぱいつくるとき、扉が照明や
スプリンクラーと干渉しないか?
3)置きたい家具の位置にエアコンのスリーブ穴がないか?
4)同じく置きたい家具の位置に換気口がないか?
5)クローゼットの中を収納BOXを入れたいけれど、扉の金具にあたらないか?
6)冷蔵庫置き場の開閉を考慮した寸法
7)洗濯機置き場の搬入経路と寸法
特にドラム式は扉の開閉方向や洗濯機パンの排水口位置の確認
(新しく洗濯機を購入される予定の人は写真をとって、電気屋さんにみせるといい)
等々・・・
実際は何をしたいかでチェックすべきことはまだまだありますが、大きいところはこのあたりです。
そんな内覧会を終えたお客様との打ち合わせ。
今回の問題は照明でした。
ダウンライトの位置の関係で、つけたい照明がつけられないのです。
それに加え、造作家具で作るクローゼットの扉がスプリンクラーに干渉するのでどうしようかとか、ミラーを貼りたい位置に点検口があるとか・・・・
朝から始まった打ち合わせが終わったのが夜7時。
長丁場となりました。
これは日没前、打ち合わせの最中にクライアントと撮った写真。
とても長い一日でしたが、こんな風になごめる一瞬が持てるクライアントとの仕事はやっていて楽しいです。