& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

大好きな木材を東北の子どもたちに届けてもらったプロジェクトの話

先日仕事でボロボロになって帰宅したら玄関に何やら見覚えのない名前の入った小さなな宅配便の箱が置いてある。

「うん? 誰? サンプルでもないし・・・」

 

開けた途端、思わずにっこり。

 

話はさかのぼること、10月だったかなあ?たまたま見つけた「READYFOR」クラウドファンディングのサイトにこんなプロジェクトを見つけました。

 

「東北の児童館の子どもたちを端材で作った積み木で笑顔にしたいプロジェクト」

 

木場の木材問屋「相原」さんのスタッフ土橋さんが企画したプロジェクトで、文字通り、木材を加工する時にどうしてもできる切れ端(木端)を綺麗に加工して、震災にあった東北の子どもたちに積み木として使ってもらおうというもの。

 

「あっ!これいい!」

 

いざ出資しようと、よくみたら2日後が締め切りなのに、また数万円不足しているではないか!

 

「これは絶対達成してほしい。」

 

さすがに残りの全額は出せませんでしたが、あと少しのところまでいけばきっと他の人も支援するという想いで頑張って出資した結果が昨日の箱。

 

f:id:bibimaru:20151228233804j:plain

 

宅配便は子どもたちに送った端材と同じものを出資者にも送ってきたのでした。

端材は杉。箱を開けると特有のいい香りがただよってきます。

 

よく見るとささくれがないようコーナーや辺の角をきちんを丸めてあり、とっても手に優しく暖かい。

 

箱には製作過程と実際に積み木で遊ぶ子供たちの動画が見れるようになっていたので、その製作過程を追ってみると・・・

 

1)まず材料は国産杉の端材

f:id:bibimaru:20151229000713p:plain

 

2)これを一枚一枚機械で磨きます。

f:id:bibimaru:20151229000827p:plain

 

木材は磨くとこんなにピカピカに・・・

f:id:bibimaru:20151229000902p:plain

f:id:bibimaru:20151229000929p:plain

 

3)これを小さくカット

f:id:bibimaru:20151229001050p:plain

 

4)カットし1000枚の木材の面を一枚一枚、一辺一辺、取っていきます。

f:id:bibimaru:20151229001530p:plain

あまり面を取りすぎると、積み木として積みづらくなるので取り過ぎないのはポイントだと言っていました。

 

そして、全て綺麗になった積み木を同じく木材で作った箱に納めて仙台へ・・・

 

これを仕事の合間に一個一個全部一人で行うことはどんなに時間がかかったかと思うとジーンときました。

 

実は私は大学で木材の勉強をしてきました。インテリアにも何かと縁のある木材ですが、その命ある温もりがわたしは大好きです。

できれは、木が木材になった後も、その命を最後まで大事に使ってほしいと思っていました。

今回このようなプロジェクトの支援という形でその思いの一部をかなえることができて、逆に本当に幸せな想いを共有させてもらえました。

 

ありがとう!土橋さん!

 

 

f:id:bibimaru:20151229002739j:plain

 

 

追記 

HPをみてわかったのですが、新木場の木材問屋「相原」では「木」を楽しむコンテンツを作っていました。

出資の代わりにわたしは、この「あいはら」が製作したペルー原産の「カホン」という

 木の打楽器を送ってくださるとのこと。

ちょっと楽しみです。