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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?」 住まいは人生です。

書評

お待たせしました。このブログ2回目の本の紹介。

今回の本は・・・

「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?」 八納啓創著

 

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先日リアル本屋で2時間ほどブックサーフィンをしていた時、私が常々思っていたことそのままのタイトルのこの本を目にして、思わず「ニヤリ!」

買ってしまいました。

 

わたしが思っていたこと

わたしはインテリアデザイナーとしてたくさんのクライアントに会ってきました。サラリーマンの方、公務員の方、ご自身で会社を経営していらっしゃる方、何もしていらっしゃらない方、ご高齢の方、20代前半の若い方、日本の方、外国の方・・・・

その数は600人を下りません。

その中には、芸能人の方もいらっしゃいますし、プロのスポーツ選手の方もいらっしゃいました。また、名前を聞けばみなさん知っていらっしゃる会社の経営者もいらっしゃいますし、マスコミで活躍の評論家の方もいらっしゃいました。

そんな数多くの方の住まい作りのお手伝いをしていく中で、この著者の方と同じことを感じていました。

「一流の人は自分の部屋にこだわっている。」

 

そして逆に、こう思っていました。

「どうして一流になりたいと思っているのに、住まいにはこだわらない人がいるんだろう?」

 

正直、わたしがお手伝いした方全員が全員、快適に暮らしたいと願っている方ばかりではありません。

「何でもいいよ!」とか「安ければいいよ!」とか、もっとひどいのは見積もりだけ取って、「やっぱり〇〇〇で適当に買うからいいや!」とか・・・

 

誤解して欲しくないのですが、決して〇〇〇が悪いと言っているわけではありません。

わたしは「適当に・・・」と言われるのが、辛いのです。

 

適当に選んだ住まいで適当に選んだ商品に囲まれた部屋。それで、快適な暮らしができるのかなあ?

 

一方、一流と言われる方は住まいに対してもそれなりの意見があります。

家相や風水もそうですが、その方にとってその時に必要な「気がいい」住まいを選ばれています。

「気」って何?いうと話が違う方向へ行ってしまうので、ここでは割愛しますが、「いい気=いい環境」とここでは置き換えて考えてください。

 

前書きが長くなりました。

それでは、本の紹介をします。

 

 「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?」 八納啓創著

 

まず著者の八納さんは一級建築士として数々の一流と言われる人の住まい作りに携わる中、「一流の人の持っている住まい感」を「普遍的に活用できる知恵」に体系化されているそうです。また「住む人が幸せになる家づくり」を全国で展開していらっしゃいます。

 

その八納さんが、巻頭でこういっています。

「住まいには、時に人を成功させる力があり、逆に何をやってもうまくいかない状態にさせてしまうこともある。あなたの人生にとって、とてつもなく大きな要素なのです。」

 

第1章 第2章  自分を変えなきゃと思う前に自分の住まいを見直すことも大切

そしてまず第1章で「環境のワナ」について、第2章で「住まいを変えたことで人生が好転した方の例」をについて語っています。

例えば「どうせ帰って寝るだけ」と軽い気持ちで引っ越してうつ病になって人の話やせっかく手にしたタワーマンションでストレスがたまった夫婦の話など、思い当たる話がでてきます。

自分を変えなきゃと思う前に自分の住まいを見直すことも大切という言葉は納得できます。

 

第3章 第4章  あなたは「住む」ことを大切に考えていますか?

また第3章、第4章で一流の人たちが大切にしている「住まいの基本」「習慣」が書かれています。

では一流と言われている人は何が違うのでしょうか?それが第3章、第4章に書かれています。

「家を出る」「家を建てる」「家を建て替える」全て大きな決断が必要です。それができない人には事業の決断は下せない! なるほどです。

一時でも実家をでることの意義も、なるほどです。

また「住まいは究極の自己投資である」という言葉にも賛同します。憧れの地に住む自分を想像して、それに向かって頑張ることも大事だと思います。

 

究極は「住む場所は『世界のどこに住みたいか?』から決める!」。一昔前なら叶わなかったかもしてないけれど、今なら決して夢ではありません。

 

また住まいの習慣では「睡眠」など大事にすべき項目が17項目にわたって書かれていますが、この中では「家に愛着を持つ工夫をする」という項目が目につきました。

ここでよく誤解されるのは、「一流の人=金持ち=豪華な広い家」、「自分はそんなお金がないから無理!」と言われることです。

それは大きな間違いです。「住まい」に大事なのはこの愛着です。「この家が、この部屋を大好き!」と言えるような「住まい」が作れたら大成功。反対にどんなに豪華でも。好きの気持ちのない家は残念な結果になってしまいます。

 

第5章 環境のワナから抜け出る方法

続いて第5章で「環境のワナから脱出する方法」が具体的に書れていますが、ここはかなり興味深いことが書いています。

住まいというより、新幹線、ホテルも含めた広い意味での「環境作り」の意識の持ち方に話が広がっています。「電磁波」のくだりは、ちょっとびっくりです。

 

第6章 あなたを豊かにしてくれる「住まい」の極意

最後の第6章が「住まい環境の極意」。

出だしの質問「なぜ、あなたはそこに住んでいるのですか?」

即答できる人は何人いるでしょうか?

 「思い通りの人生を送っている人たちは、叶えたいライフスタイルや、その場所でしか得ることのできない目的を、はっきり持ち、住まいを選んでいる。」

 

この場合の「住まい」には広い意味でオフィスも含まれています。

「いい住まい」とは決して豪華絢爛な住まいではありません。あなたの「生きる」というパフォーマンスを最大限引き出してくれる場所。だってあなたが人生のほとんどを過ごす場所以外、どこでそのパフォーマンスをしますか?

 

 

わたしはいろいろな人の部屋作りの手伝いをして、その人の頭の中と部屋は同じだなと思うことが多々あります。

 

住まいに対する考え方も同じです。

日本ではついないがしろにされてしまいがちな「住まい」作りの大切さ。

 

この本は、インテリアや建築、片付け術とはまた違う見地から「住まい」をとらえた面白い本でした。

 

いろいろ行き詰っているあなた!一度「住まい」を環境から替えてみませんか?

 

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