銀座でちょっとゆっくりしたい時、行くお店。
「HIGASHIYA」銀座店の紹介。
「HIGASHIYA」はインテリアデザイナー緒方慎一郎さんが、2003年に中目黒で始めた和食屋さんからスタートして始まったお店。
それまでインテリアデザイナーとして店舗のデザインをしていくなかでの「店舗にとって、空間が果たす役割はせいぜい3分の1程度。あと3分の1は商品、残る3分の1は人。できれば全て自分で完成させたい。」という想いから、自らの店舗を持つことになった経緯があります。
その後、南青山に和菓子を売る小さなショップをオープンし話題になりました。
今日ご紹介する銀座店は、菓子の販売に加え、食事ができるスペースがある空間です。
この「HIGASHIYA」を紹介するにあたって忘れてならないのは名前の由来。
日々の暮らしのなかで大きな自然を身近な自然に置き換えて四季を楽しもうという日本の文化を大切にしたいということから「日々の果子=日果子=HIGASHI」とつけたそうです。
そしてそこに新しい和の感覚を取り入れたお店が「HIGASHIYA」です。
さてその「HIGASHIYA 銀座店」ですが、こちらは銀座通りに面したポーラビル2階にあります。
エレベーターを降りると、大きな暖簾と季節の花がお出迎え。
今の時期は椿と長寿梅(?)。大振りの花や枝がいつ行っても素敵です。
暖簾をくぐると大豆が・・・
もうすぐ節分だ!と初めて気づきました。
店内は撮影禁止なので、写真はありませんが、この奥で和菓子を売っています。
その奥がお茶、食事の場です。
今日はお茶の時間。
ここで一休みする時はいつもお茶とお菓子のセットをお願いします。
お茶は日本茶版ハーブティといった感じで、季節に合わせてアレンジしたお茶が楽しめます。
この日は「黒文字茶」「みかん茶」とあと一つ・・・(忘れてしまいました。)
未だかつて飲んだことのないオリジナルブレンド黒文字茶をお願いしたのですが、残念ながら売り切れになっていたので、薄茶にしました。
お菓子は豆大福。アップなのでわかりにくいのですが、手前の黒文字と比べると小さいのがわかりますか?直径5cmくらいです。
もちもちしていて、簡単に黒文字で切れないほど・・・
続いて薄茶。
奥の干菓子(乾燥豆、落雁、ドライフルーツ)もついてきます。
本当にちょっとですが、嬉しい!
何だかほっとできる時間です。
ケースのお菓子を撮る時、わずかに写った店内。
緒方ワールドと言った美の世界。今の時代に生まれた新しい「わびさび」の世界が広がっています。
実は「緒方慎一郎さん」の名前がこのブログに登場するのは2回目。
あの「アンダーズ東京」のインテリアをデザインした方です。
インテリアコーディネーターの目でみるホテルのインテリア その1 【アンダーズ東京】 - & BONO インテリアデザイン、あれやこれや
インテリアコーディネーターお目で見るホテルのインテリアその2【アンダーズ東京】 水回り編 - & BONO インテリアデザイン、あれやこれや
その時も書きましたが、和モダンというと海外の方からみた和風インテリア風が多い中、繊細な日本の心遣いまで計算された緒方さんのデザインは、緊張感がありながらも自然体でとても心地いい空間となっています。
店内の様子はHPをのぞくと店内の写真があるので、興味ある方はそちらをみてください。
この日はお土産にお菓子も買ってかえりました。
「HIGASHIYA」の和菓子の特徴は小ぶりなこと。
ちょっと一口甘いものが欲しいときには、上品な甘さがたまらない美味しさです。
自分たちの国の素晴らしさを改めて感じることでできる空間でちょっと一息ついてみませんか?