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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

アマゾン入荷待ち あのおじいちゃんの「水平開き方眼ノート」を都庁で発見!

 

前回の都庁ミニ探検。

実はあれで終わりではなかった・・・あの後素晴らしい出会いが待ってたのよ・・・

 

皆さんはツイッターで広まって年明け早々に話題になった「おじいちゃんのノート」の話を知っていますか?

 

印刷一筋77年、中村印刷所の中村さんが同じく製本一筋のおじいちゃんとタグを組んで、新しいノートを開発。

見かけはよくある5㎜方眼のノート。でも、開くと通常ふくらんでしまう真中のの綴じ部分が、水平になってまるで一枚の用紙のように使うことができる優れもの。

特許までとったというからこりゃ凄い!

 

でもいかんせん、販売ルートをもたない印刷屋さん。どうやって販路を広げればいいかわからず、このノートのよさもアピールできないまま、工場は在庫の山に・・・

 

それを見かねた製本屋さんのお孫さんがなんと今年の元旦にこのノートのことをツイッターで「こんなノートあるよ!」とつぶやいたとたん、問い合わせが殺到・・・

 

このあたりの経緯はこちらに詳しく書かれているので、読んでみてね。

わたしもこの記事を読んで、このノートが欲しくなった一人。

何と言っても、方眼用紙はインテリアデザイナーにとって大事な商売道具。

この記事を見た時、「例えばA4のノートは見開きにしてA3として使える?」と思ったとたん、「便利!買う!」と叫んでしまったくらい。(ココロの中でね!)

 

すぐにAmazonで検索すると、ありました、ありました。

 が、

GA~~~~~~Nnnnnnnnnn!

在庫がない!

ないどころか、いつ入荷かもわからない。

 

調べてみると、このノート中村印刷所で手作りで作っていて、この二人しか製造できないので量産できない。

そのこともあって、大きな会社に製作を譲ろうとしているとか・・・

でも、まだ実際の製作は中村印刷所だけなので、今は注文受けつけていないらしい・・・

 

というところで、わたしもfacebookに「在庫切れ、早く解消しないかな!」と書いたばかり・・・

 

それが・・・

そうそう、この展開でおわかりのとおり、なんと都庁の三省堂で見つけたのです、あの「水平開き方眼ノート」を・・・

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「マジか?」「偽物か?」

まぎれもなく本物の「水平開き方眼ノート」!

ここ都庁にあったのには訳があって、このノート「東京都トライアル発注制度の認定商品」だそうなのだ。

全く知らなかった「東京都トライアル発注制度」ですが、調べてみると・・・

「中小企業の新規性の高い優れた新商品等の普及を応援するため都が新商品などを認定して、PR等を行うとともに、一部を試験的に購入し評価する制度」らしい。

 

役所独特に言いまわしで回りくどいけど、要するに「いい商品は東京都が実験的に購入して宣伝もするよ!」ってこと?

 

つまり、この「一部を試験的に購入」してくれたおかげで、三省堂にあったのか!!!

「ガッテン、ガッテン、ガッテン!」

 

この制度がちゃん機能しているかはノートが在庫の山だったことから考えると疑問だけと、とにかくサンキュッ!

「おかげ様で、ノートを手に入れることができました。」

 

表紙にはこんなタグがついていて・・・今や「おじいちゃんのノート」の方が通じそうだけど、「ナカプリバイン」というネーミングがあるではないか?

 

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では、実際使って見てた感想。

まずは開き部分。

見開き中央は余白がなく、開くと一枚の紙にみえるレイアウト。

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今まで何の疑問も持たなかったけど、これはあるようでなかったスタイル。

これだけでも新鮮です。

 また 写真だとうまく伝わりませんが、本当に真中の綴じ白部分が水平。全く手が引っかからない。とてもスムーズに動く。

「宣伝に偽りなし!」

 

 

 紙質は?

ボールペン、鉛筆、インク・いろいろ試したけど、・・どれを使っても、書き味がいい!スラスラ、ひっかかりなしで書ける。

 

では問題のコピー。

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 真中あたりの薄っすらと線があるのが、見えますか?この程度の線は入りますが、今までのノートとは比べ物にならないほど薄い線。

何よりコピー台にペタッと伏せてくれるので、エイヤッとカバーを押えなくていいところが◎!

 

今回わたしが買ったのはA4サイズでしたが、他にB5サイズも並んでいました。

奇跡的に見つけたとはいえ、数はなかったから、わたしはラッキー!

 

【結論】

 ただ単に孫のツイッターで広がって売れたといっても、商品自体に魅力がないとここまでは売れていないと思ってたけど、本当に使いやすいノートでした。

文房具版「下町ロケット」級の開発秘話があるに違いないとふんでおりますが、こんな細かい気配りのあるノートをおじいちゃん二人が作り上げた。

この事実に物作り日本の底力を見た気がします。

 

そして・・・(ここ大事なところ)

いい物を作っても、従来のやり方では販売に結びつかない事実。

今回も結局はお孫さんのSNSで広がったけど、「東京都トライアル発注制度」がもう少し使える制度ならその前に売れたはず。

今回はお役所仕事だけど、広告代理店も然り。

もはや他人の頭で考えた戦略だけでは売れない時代。

逆に自分たちで発信していける時代になったのであれば、自分たちのいいものは、自分たちで発信していくことの重要性を改めて考えさせられました。

おかげでわたしはノート買えたけどね! (チャッカリ