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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

「森山大道」の写真観にズキュ~ン!

アート

1月23日(土)から池袋の東京芸術劇場開催されている『森山大道写真展』に合わせるように発売された「BRUTUS」の「森山大道と作る写真特集」。

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久しぶりに読みごたえのある特集記事で、仕事を家に帰るまで我慢できず、仕事をちょっとだけさぼってカフェでむさぼり読んだ。

 

わたしが初めて「森山大道」という名前を知ったのは、本当に偶然だった。

7年前の2009年。ブラジルアートを見に東京都現代美術館に行った時のこと。

行くまで全く知らなかったが、この企画は日本人のブラジル移民100周年を記念しての企画だったらしく、その企画の一環としてブラジルの写真家と森山大道のコラボ展をやっていたのだ。

「せっかくだから、ついでの見るか・・・」などど、軽い気持ちでのぞいたら、

 

ドッカ~~~ン

 

モノクロのコントラストがきいた写真が目に飛び込んできた。

一枚一枚何の写真かは覚えていないが、街角、人、人、人だった気がする。

覚えているのは、息をする瞬間を切り取ったような生々しい生活する街。

コマーシャルフォトに慣れていた私にはそのインパクトが、ココロに残った。

 

そして、今日!

その後、彼の写真は度々目にすることがあったが、「森山大道氏」がどんな人か全く知らず、今回の特集を読んだ。

 

何が凄いって、のっけの見開きページで掲載されていた彼の言葉。

わたしはここを繰り返し読むのに15分もかかってしまったよ。

いつもだったら、ゆっくり読んでも3分なのに・・・

 

「ひとまず量のない質はない。」に始まって、「写真は光と時間の化石です。」と続いて、最後は「写真とは想い出である。」で終わっているこのページ。

 

「写真とは想い出」だなんて言葉は、わたしのような一般人が思っていることで、写真家にとっての写真は、「アート」「芸術」はたまた、「自己表現」(?)と思っていたので、わが目を疑うくらい驚いた!

そんなこと、写真家と肩書がつく人は言わないだろう、普通は!

でも、言っちゃってる。

しかも、彼のカメラは小さなコンパクトデジカメだったりするって!

 

「写真=想い出写真」「写真=記録写真」こんなのは、アートじゃない。

りっぱな写真を撮るには、立派な一眼レフのカメラとたくさんのレンズを持たなきゃ、無理無理。

 

と斜に構えて考えてわたしに往復ビンタ。

 

 

もちろん「森山大道氏」と私は比較にならないが、出発点は同じなんだと思うだけでうれしくなった。

 

そんな気持ちでページをくっていくと、「だるまさんが転んだ!」で一瞬止まるその瞬間が切り取られた写真、写真、写真。

瞬間タイムマシンのようだ。

 

わたしのタイムマシンを作るために、わたしももっともっと写真を撮ろう!

大手を振って、わたしの想い出を残すぞ!!

 

最後に冒頭の「森山大道写真展」、いよいよ今週2月20日土曜日までだよ。

急げ!