しつこくてごめんなさい。
六本木ヒルズの53階での展覧会まわり。
最後は、53階の展望フロアで行われていた「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション展」の紹介です。
いきなりですが、「フォスター+パートナーズ」って知っていますか?世界中を飛び回って、建築をデザインするフォスター率いる世界規模の建築事務所です。
有名なところでは、香港の「香港上海銀行」、ロンドンの「スイス・リ本社ビル(30 セント・メアリー・アックス」、そして北京空港等等・・・枚挙にいとまがないほどです。
今回この建築事務所の模型やスケッチが展示されるとあって、駆け足で見てきました。
でも反省・・・駆け足で回るにはあまりに濃い作品ばかりで、時間が足りな~い・・・
その短い時間で観た中で印象に残ったことを一つだけ。
古い建物を保存すべく、その歴史的背景や環境を大事にしたうえで、新しい機能とデザインを持つ斬新な建物を見事に調和させてドッキングさせていく。
そのデザインと技術にビックリ!
わたしも訪れたことのあるロンドン 大英博物館中庭のグレートコートもこの会社がやっていたとは・・・知りませんでした。
ここは大昔に行ったときは、暗いホールの印象しかなかったのが、数年前に行ったとき、明るく綺麗になっていて本当に驚いたところです。
それをプレゼンテーションした模型も素晴らしく、その模型の表現だけでもアートを見るようでした。
これ以外では、ドイツ連邦議会新議事堂「ライヒスターク」。
ここも戦争で失われたドームをガラスで再現して、東西ドイツの象徴として復活させた記念すべき建物だそうです。
やはり模型も素晴らしい!
この古いものを残すために最先端の技術を使って効率よく且つ、元の建物のデザイン性を損なわないどころか高めていく人々に叡智に、本当の意味での「サステイナブル」をみた気がしました。
後先になってしまいますが、会場入り口付近にあったこの言葉。
妙に記憶に残りました。