- ブログにも書きましたが、昨日日帰りで京都に行ってきました。
今日はその新幹線予約のことを書こうと思います。
飛行機好きで、飛行機に乗る機会も多い私は航空券の予約は意外に手馴れていると自負しています。
でもなぜか、日本での電車の移動は予約せず、乗る直前に窓口で買うことが多い私でした。
が!
さすがに立って2~3時間電車に乗っているには辛い年となってしまい、席を取るために早め行くか、2~3本待って乗るか・・・いずれにしても時間のロスが多く、これはイカン!と予約するようになってきました。
そこで、ぶち当たった現実!
「東京⇔新大阪」のチケットをネットで取るって大変!
正確に言うと、ネットでチケットを予約するのに、今どき無茶苦茶わかりにくいシステムじゃないか!!!!
さっき書いたように、わたしは決してネット予約に慣れていない人ではなく、海外の国間の移動のLCCチケットも、自分で取ることに抵抗はありません。海外間の移動のLCCの予約や鉄道の予約もちゃんと一人でできる程度には使いこなしています。
でもね!日本の新幹線の予約システム。
これは複雑すぎる。
わかりにくい!
なぜ?
国鉄が民営化した時に地域によって運営会社がJR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州の6つの地域に分かれたのが大きな原因。
日本人の私でさえ、ネット予約に手こずるんだもん。
緑の窓口に大勢の外国人が列をなしている理由がわかるわ。
その予約が面倒くさいチケットの一つがドル箱路線の一つ「東京⇔新大阪」といった東京から東海道新幹線を使う切符の予約だと思います。
原因は先ほどのJRの分社化。
東京を発着する東海道新幹線ですが、分社の時の話し合いで、実は「JR東海」の管轄になってしまったのです。
普通に乗り降りする分には何の問題もないのですが、予約などのチケット販売をするサイトがそれぞれ異なるから、さあ大変。
東京から北陸新幹線の予約をした時にはなんの苦労もかなったのに・・・
というわけで、同じようなことを経験する人のために、なぜ京都行きの新幹線のチケット予約に手こずったか、わたしの体験をお伝えします。
*その前に、JR東海とJR西日本運営の「EX予約」について
「東海道新幹線予約」というワードを入力するとまずでて来るサイト。
先にお伝えしておきますが、ビジネスマンや年に何度か東京発着の東海道新幹線を利用する人には本当に便利なサイトです。
最大のメリットは、うまく活用すると、お得にチケットを購入できること。
チケットレスで乗れることやポイントを貯めるとグリーン車に乗れることも・・・
ただ、そのためにはエクスプレスカードを作るか、手持ちのクレジットカードにその機能をつけてもらって利用しなければいけません。
でも、そもそもクレジットカードを持っていない人は?
カードも持っていても、わたしのように年に2~3回しか利用しない人は?
年会費取られてまでわざわざカードを作りたくないわたしには全く使えないシステムではないか!
がっちりビジネスマンに焦点をあてた見事な戦略だけど、全く親切じゃない!
1)「えきねっと」を開く。
というわけで、続いてJR東日本運営の「えきねっと」のサイトを開く。
このサイトは金沢へ行った時も使ったから慣れている。
コレコレ!このサイト!
ほら、「新幹線のきっぷ予約」ボタンがあるじゃないか!
「きっぷ予約」をポチリ
2)アレッ?東海道新幹線がない!
「?????」な頭を抱え、ようやく ここで初めてこのサイトは「JR東日本」のサイトであることを認識。
北海道新幹線はあるのに意地悪!
3)落ち着いてログインしてみる。
「?」だらけの頭の中だけど、ひとまず会員なので、ログインしてみることに・・・
4)ダメもとで「予約もうしこみボタン」の「指定席」ボタンをポチリ
5)あら不思議!「東海道新幹線ボタン」があるではありませんか?
と、書くとたいして手こずったようにみえないけど、2)と3)の間、約15分。
最初に「東海道新幹線」の文字が見えたら、何も問題なかったのにそのかけらすらないので、このサイトでは予約できないと思い込んで、「Googleさんお願い!教えて!」を繰り返したけど、なかなかヒットせず、破れかぶれでログインした次第・・・
冷静になって調べたら、これでもマシになったらしく、前はここでもJR東日本のきっぷしか予約できなかったらしい。
コレぞ鉄道予約のガラパゴスではないか!
わたしは無事チケットを予約できたけど、カードがない人はやはりネット予約は無理みたい・・・大変な社会だ!
6)最後まで気が抜けないぞ!品川駅に気を付けろ!
そして翌日。予約したチケットを券売機で受け取ります。
いつもはSUICAで乗って、品川駅の新幹線乗り換え口で新幹線きっぷと乗車券を買うのでそうしそうになったけど、今回は時間があったので渋谷駅でチケットを受け取りました。
結果それでOK。
新幹線乗り換え口でこんな恐ろしいことが書かれた看板が・・・
『こちらの券売機は「EXカード」でご予約のきっぷが受け取れます。「えきねっと」「e5489」でご予約のきっぷは受け取れません。』
「へっ!?」
こんなことってあるの?
あるんですね!日本ガラパゴス鉄道よ!
よくよく調べたら、JR品川駅はJR東日本とJR東海の駅で、東海道新幹線改札付近はJR東海の管轄。
ということは、「えきねっと」のきっぷは受け取れないのだ、なんと!
ここで蘇る「えきねっとサイト」にあったこの文字。
でも品川駅は東京都内。
「JR東日本」の駅と思うのが自然でしょ?
でも、JR東海でもあるんだって!
訳がわからない!
「逆もまた真なり」で前出の「EXカード」予約したきっぷは、逆に品川駅でも「JR東海」窓口でなければきっぷに交換できないらしい。
因みにここがJR東海の窓口だって!
これじゃ海外の方は全くわからない。変にネットで予約すると大変なことになるかも・・・
多くの方が書いているけど、「観光立国日本」の大事な顔の新幹線。
海外の方が海外から簡単に予約できるシステム作ってください。
もちろん、その前提として日本人も日本全国の新幹線が簡単に予約できるようにしてね!
あ~珍しく熱くなったらこんなにたくさん書いちゃった。