昨日に続いて「リッツカールトン京都」滞在レポ。
今日は肝心のお部屋は果たして納得の18万円だったかな?
その様子を紹介します。
リッツカールトン京都 肝心のお部屋は居心地よかった? ~ リッツカールトン京都 その2
「リッツカールトン京都」の場合、鴨川ビュー側が当然高く、市街地ビュー(といっても、ちょい先をみれば、隣なんだけど・・・)がリーズナブル(?)価格。
当然、今回取れたお部屋は、一番お安いと思われる低層階の市街地ビュー側。
早速、扉を開けると、奥に緑が見えます。
(入口から奥を眺めた写真です。)
(3階でも1階・・・狭いけど緑の庭が見えてホッと一息つけました。)
今回は一人なので十分ですが、値段を考えると部屋は決して広くはないかも・・・
白木を生かした中に黒のアクセントをきかしたジャパニーズテイストのインテリア
インテリアは、白木を使った今流行りのジャパニーズテイスト。
ペニンシュラホテルやアマン東京など海外からのお客様を意識したホテルのインテリアはこの白木を生かした部屋の設えがここ数年の傾向ですが、ここもその路線です。
(テーブルの脚の木の曲げ加工、椅子の横桟等、何気に手が込んだデザインです。)
ベッドの対面には小さなソファが・・・西陣織のクッション、塗りのサイドテーブル等々、随所に日本の工芸の技を生かした調度品が置かれています。
と、部屋を一回りして、ここから仕事柄、重箱の隅をつつくように細かく部屋を見て回ります。
細部までディテールにこだわり、神経を行き届かせたデザインが随所にみられます。
まずはベッドヘッド。近寄ってみると・・・
ベッドヘッドは吉祥を表す七宝文様が彫り込まれ、ブラケットライトは焼き物。
他にない凝りようで、光があたると本当に綺麗でした。
そして、壁のアップ!
ベッドやソファの後ろの壁ですが、引いた写真でみると木壁に見えますが、実はこれは布クロスです。
昔は一般家庭にも見られた布クロスですが、施工が大変、高い、汚れても拭けないなどの理由で施工の数が激減しています。
その布クロスがここでは惜しげもなく使われていたのは、さすがです。
布クロスは継ぎが大変なので、ここでは底目地を入れて施工していたので、パチリ!
実に綺麗に収まっています。参考にしなくては・・・
そんな中、わたしが気入ったのは、冒頭にも紹介したこの窓辺に置かれた盆栽。
部屋のアクセントカラーとなっている黒い塗装のシェルフの上に置かれていたのですが、庭と部屋をつないでくれる見事な演出だと感心しました。
このシェルフに電話やPC接続の端子類などがさりげなく収まっていて、2人掛けの椅子の奥にあるので、部屋からの景観の邪魔にならない工夫はいいアイディアだなとチェック!
お茶のセットもひと手間かけてます。
部屋に置かれたお茶のセット。布がかかっていてなんか可愛い。
でも、もっと驚いたのはこちら・・・
ネスプレッソやお茶版のネスプレッソマシーン(?)、冷蔵庫などと一緒にあった引き出しを開けると、なんとレッドカーペットにグラスやカップが収納されていました。
ここまでするか?
引き出しにいれるためなのが、すべてサイズがちょい小ぶりで正直これは使いにくかった。特にコーヒーカップはいくらネスプレッソとはいえ、もう少し大きい方が私は好きかな!
様々な効果をねらった照明の使い方が部屋の各所に・・・
照明だけに的を絞ってみてみると、この狭い部屋の中にいろいろな工夫がみられます。
ベッドヘッドはサイドのブラケットだけじゃなくアッパーライトも仕込んで、ふんわりとした優しい灯りを演出しています。
TVや反対側の壁面は下に照明を仕込んでいます。
先ほどの床のライトは、この写真をみてわかるとおり、実は天井・壁と合わせて四方に仕込んだライトの一つです。
屋根のように三方を木に囲まれた空間をベッドスペースから視覚的に切り離して、違う目的のスペースとして見せてくれる効果があります。
とここまで書いて、まだ終わりそうにないので、今日はここまで・・・
次回は水回りを紹介します。