& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

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ミラノサローネ2016 日本人の活躍1 「nendo」・・・~ミラノサローネ2016 No.7

さあ、サローネの話題に戻って、今回はミラノサローネで大人気の日本人や日本企業のインスタレーションをご紹介しましょう。

今年のミラノサローネの大きな特徴の一つに注目を集める日本が関連した展示や多かったことがあげられます。

「ミラノ万博」でも日本館が大人気でしたが、サローネでも大人気。特に街中で行われるそれぞれのインスタレーションはどこも連日多くの観客を集めていました。

 

ミラノサローネ2016 日本人の活躍1「nendo」・・・~ミラノサローネ2016 No.7

今日はその1と題して、今や世界中その名前がいきわたっている「nendo」のインスタレーションを紹介します。

 

今更説明は必要ないかと思いますが、「nendo」といえば家具、照明のデザインだけでなく、商品企画から店舗の企画提案など「モノ」だけでなく「デザイン」できるものであれば 「時間」も「場所」もデザインで変えていこうという新しい発想で、注目を集め続けている会社です。

その名前は知らなくても、例えばロッテのガム「AQUO」のように、知らず知らずのうちにデザインした製品や作品を目していているばず。

最近では、代表の「佐藤オオキさん」の名前もよく耳にするようになりました。

 

 

その「nendo」は、会社発足のルーツというべきここ「ミラノサローネ」で、毎年インスタレーションを行っています。

 

今年のテーマは「50 manga chairs」。50脚の椅子が並ぶというので、興味津々で訪れました。

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会場はミラノの街中にある多分神学校(?)。(間違っていたらごめんなさい。)

写真のような古い建物に面白そうなちょっと変わった椅子のスケッチが描かれた大きな看板が・・・。そのミスマッチが既に可笑しい。

 

期待をふくらませ中に入ると・・・ワオッ!

 

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中庭に50脚ものステンレスの椅子が並んでいます。

一つ一つ近寄ってみると、

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ピカピカのクロムの一見同じ椅子が50パターン。

漫画の表現方法の一つである記号性であるフキダシ」や「効果線」、「漫符」と呼ばれる、汗や涙などによる感情表現をデザインに活用することで、キャラクター性や物語性を持たせようと考えたとHPにありましたが、百聞は一見にしかずでただただ見るだけで面白い。

中世の世界そのままのような建物の中庭に忽然と現れた椅子たち。

その無機質でシンプルな素材の椅子がにぎやかに語る様を楽しそうにみてまわる観客。

見事な展示です。

 

世界中で通じる言葉となり、今旬のワード「漫画 manga」をキーワードに使うあたりはさすがとしかいいようがありません。

 

と、そこへ突然教会の鐘の音色が響くと、音響効果もあいまって頭の中で椅子たちが形始めたような感覚に襲われました。

 

 

 


会場の雰囲気を味わってもらえるとうれしいな!

 

残念ながら私は昼間に訪れたので見ることができなかったのですが、日が落ちてライトアップされると、この椅子たちがライトアップされてそれはそれは綺麗だったと聞きました。

 

「nendo」のHPにはその様子も写真でみれるので、是非のぞいてみてください。


 【おまけ】

同じ建物で行われていた曲木チェアで有名な「トーネット」の展示。

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こちらも回廊に並べられた歴代の名品たちに多くの人が足を止めていました。

 

サローネはこのように会場の使い方が抜群に素敵です。