今まで12回にわたって紹介してきた今年のミラノサローネですが、デザインの話は今日で最後。
今日は、私がミラノサローネで参考にする小物のディスプレイのいくつかを紹介します。
ミラノサローネ2016 ディスプレイが素敵です・・~ミラノサローネ2016 No.12
一口に「ミラノサローネに行く」といってもその目的は人それぞれ。
家具のデザイナーは家具の新しいデザインの流れや兆番のような金物、材料をじっくり見ます。
素材のメーカーは新しい木や木目、石や石目、はたまた全く新しい素材に注目します。
デザイナーもお客様から頼まれて新しい商品を探したり、日本に展示がない商品を確認したり・・・
わたしはというと、上記の仕事に加えもう一つ、必ずチェックすることがあります。
それが小物のディスプレイの仕方です。
さすが世界中から集まってくるデザインウィーク。展示している商品にさりげなく置かれた小物のディスプレイもとても洗練されていて、モデルルームの設営に参考になるヒントがたくさんあります。
大中小の花器の組み合わせ。上手い!
リフレインしつつ、ちょこっと変化をつけた棚の飾り。バランスが絶妙。
色使いが今年っぽい。
控えめながら、品の良さで地味にならないところはさすがです。アートがきっちり生かされています。
表面の仕上げの違いを上手に見せています。
わたし大好きなメーカーです。いつみても、美しい!
壁のアートと下の小物。 これはなかなか真似できません。
本一つが参考になります。
いかがでしたか?
簡単にみえて難しいディスプレイ。
しっかり学ばせてもらいまっせ。