「さてさて客室は?」というわけで、紹介しましょう!
各部屋毎にさりげなくひっそりと活けられた草花を愛でながら長い廊下を進んで部屋に到着。
扉を開けるとまるで玄関のようにタタキがあり、その先にスリッパが用意されています。
旅館のようです。
思わず靴を脱いでしまいそうになりましたが、もちろん靴は脱がなくても大丈夫。
一歩部屋に足を踏み入れて、ここで再び、「ワオ〜〜!!!」

無駄の全くない実にシンプルな、でも贅沢な空間がそこにありました。
アマンの哲学で日本を表現するとこうなるのか!
装飾的な物はほとんどありません。
引いて引いて残った数少ない物での空間は、凛とした緊張感と心地よさで満たされていました。
入って正面にあるコンソールテーブル。

立礼の床の間のような設えに一文字「昇」の文字。
枝も一枝のみ。
ベッドの正面からみると、神殿のようでしょ?

白木と白。いさぎよいくらい色がほとんどありません。
このベッドは皇居を望む大きな窓に向かっていて、ベッドの中から景色を堪能できます。

ベッドの足元は縁側からヒントを得たという寛ぎのスペース。

個人的には、窓に沿って作られたソファベンチがすっかり気に入りました。
ここに座って外を眺めてると、アタの中が空っぽになっきます。
知らないうちに東京でもリラックスさせるアマンマジックのようです。
ちなみに翌朝の風景がこちら…

窓の外にはっきりと皇居が見えます。
皇居ってこんなに綺麗なんだ!
不思議な感覚です。
そして、最後にこの部屋の大胆で繊細な設えの象徴がこちら…

この大きな障子の向こうは…

元来日本家屋が持っているフレキシブルな空間使いを見事にやってのけていました。

奥にはお風呂。

皇居を眺めながらのバスタイムは何とも贅沢な時間です。
おっと!
長くなりそうなので、一先ず今日はこの辺で…