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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

壁掛けTV、ヒヤヒヤ事件・・の話

ここのところずっと現場で納品の日々が続いています。

そんな中、今日は造作家具に壁掛けテレビの取り付け工事がありました。

 

壁掛けテレビは部屋がすっきりしてみえるうえに、テレビが大きくて薄くなればなるほど心配な転倒の恐れもないので、「やりたい!」という人は多いのですが、実際壁に補強がないと取り付けできないとか、せっかく取り付けても配線がテレビから飛び出して見えるのでカッコ悪いとかで、実際に取り付けているお宅はまだそれほど多くはありません。

また、量販店によっては壁掛けテレビの工事は請けないところも多いので、どこに頼めばいいかわからいという人も多いようです。

 

私たちのデザイナーの立場からいうと、やりかたによっては、上手に配線を隠して今ある壁に取り付けできるので、相談してもらえればアドバイスできるのですが、なかなかその工事だけ頼む人もいません。

 

とはいえ、年に5~6台は壁掛けテレビの提案をさせていただいているのは、造作工事を請け負う時に壁掛けテレビを一緒に提案させていただいているからです。

実際、壁掛けテレビは造作家具と一緒に入れると、配線コードを隠すことができるので、とてもきれいに仕上がり、クライアントにも好評です。

 

なので、壁掛けテレビをいれる前提でデザインを考えてプランすることは慣れているつもりでした。

今までは・・・

 

今日はそんなわたしの壁掛けテレビ、ヒヤヒヤドキドキのお話です。

 

今回のクライアントが購入されたテレビはソニーのブラビア65インチ。

シャープやパナソニックのテレビが圧倒的に多いので、2016年モデルのソニーは初めてでした。

 

実は壁掛けテレビはメーカーによって取り付け金具が異なるので、造作工事で付ける時は金具のサイズの仕様やサイズ、そしてテレビの電源や配線の差込口位置確認のためそれぞれの詳細図を事前にメーカーのHPで調べる必要があります。

それに合わせて、配線のための孔(配線孔)を開けたり、下地補強をつける作業があるのです。

 

こんな時パナソニックの寸法詳細図はとても詳しく書かれているので、助かります。

でも、今回はソニー。

そのソニーの説明書が実にわかりにくい!

多分金具の形式が独特なのもあるかもしれませんが、悪い意味でシンプルすぎてわからない!

参った!

 

そして当日。いざ取り付けとなりクライアントの用意してくれた取り付け金具を開けると今までみたことのないスタイル。

でもここまでは事前の調べて分かっていたので大丈夫。

その金具を壁につけること自体も難しくありません。

 

が、いざテレビを掛けようと思うと、以上にシンプルで本当にこれでテレビがもつの?ってくらいシンプルで、みんなで「?」。

逆U字のような金物を引っ掛けるだけです。

でもそう書いているので、引っ掛けると・・・・

壁にピッタリすぎて配線コードが入らないといういまだかつてない事態が発生しました。

 

なんだコレは!!!!

 

それから1時間。壁掛けテレビ工事には慣れている大工さん電気屋さんチームと格闘しましたが、この金具を普通につけるのでは無理という結論になりました。

 

あらかじめもう少し情報があれば、配線コードの抜き方を考えて背面処理をできたと思いますが、現場でそれを行うことは難しく、今日までに終了しなければいけないという時間制限もありました。

 

そこで、垂木をつけてわざと隙間を作るという現実的且つ確実な方法で対応しました。

壁から3.7㎝しか出ないという薄さが自慢のテレビを逆に壁から8㎝ほど浮かせて取り付けることで、配線を通すことに成功したのです。

 

これもテレビのサイドが直接見えないようにデザインしてあった造作家具工事だからできたこと。

 

一時はどうなることやらとヒヤヒヤでしたが、ひとまずホッとしました。

 

ソニー「ブラビア」壁掛けTV金具のSU-WL805(65インチ用)とSU-WL800(55インチ用)は要注意。

後で調べたら、違う金物もあるようなので、配線コードの種類によって検討した方がいいかと思います。

 

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 (ソニー ブラビアKJ-65X9300D HPより)

 

確かに薄くて美しい!

でもこうするには、配線コードを真後ろにもってきて壁に穴をあける必要があるし、たぶんジャックが薄いコードを選ぶ必要があると思います。

この写真の場合は壁の後ろにコードをだしているんだね、きっと!

 

 みんな写真に騙されちゃだめだよ!