このブログを真面目に書きはじめて一年が過ぎましたが、結構タイルの記事を書いています。
今まで紹介したタイルの記事
タイル復活! 「ディーン&デルーガ」のようなキッチンはいかがですか? - & BONO インテリアデザイン、あれやこれや
タイルの進化が止まらない! - & BONO インテリアデザイン、あれやこれや
3Dタイルの柄になぜかココロ惹かれた話 - & BONO インテリアデザイン、あれやこれや
モデルルームと個人のお客の仕事の違いは大きい!!! - & BONO インテリアデザイン、あれやこれや
今日もまたタイルのお話。
自分には関係ないといわないでインテリアマテリアルの進化を見てみてください。
確かに家を新築するとき以外はあまり馴染みのないタイルですが、以前も書いたように10年前とは比較にならないほどの格段の進化を遂げています。
その大きな理由の一つに印刷技術の進化があげられます。
「えっ!?印刷技術?」と疑問に思う方もいらっしゃるかたもいませんが、以前ご紹介したフローリンク材のことを思い出してください。
プリント技術の進化で、本物の木と区別がつかないくらいよくできたプリントしたシートを貼ったフローリングが増えてきたのと同じです。
「マンションリノベーション」 ~注意したい5つのこと~ 第3回 フローリング - & BONO インテリアデザイン、あれやこれや
タイルの場合、「天然大理石」「御影石」「木材」「金属」などありとあらゆるマテリアルをタイルにしているから、驚きです。
例えばこの壁面。
これもタイルです。天然石の柄をプリントした表面は、質感も凸凹していて本物の斫り石のようです。
こちらもタイル。表面に穴も空いています。
こちらは凹凸がでるボーダー上のタイル。
こちらは床は大理石柄のタイル、壁は本物の大理石
このように本物の石と見紛うばかりのタイルが増えてきたのが、近年特徴です。
大理石は採掘した原石の目の出方に影響を受けますが、タイルは一定の柄のクオリティーを保てることや供給の安定、メンテナンスしやすさがよく使われる秘密です。
最近では厚さが5㎜に満たない薄くて大判なタイルも出ています。
例えばこちらはイタリア「ラミナム社」のタイル。
こちらは石柄だけでなく、上記のようにメタル柄のタイルもあります。
厚さ3㎜(タイル部分)。逆に標準3m×1mの大判なので、今までと違った使い方ができるようになりました。
例えばキッチンの天板や大きな壁面など、先のミラノサローネでもいろいろな場面でタイルが使われていました。
イタリア発「ラミナム」の日本総代理店‐ローマタイルジャパン株式会社
インテリマテリアルの進歩のかげに印刷技術あり!
面白いね!