昨日、イギリスのファブリックに唸った話を書きましたが、今日はロンドンのデパートの話をしましょう。
私をはじめ多くのデザイナーが使うイギリスのファブリックメーカーに「オズボーン&リトル」と「ハーレクウィーン」「ウィルアム・モリス」「デザイナーズギルト」などがあります。そして、それぞれそれらの商品を扱う会社のショールームでサンプル帳をみて選びます。商品の何点かはヘッダーサンプルという大きな生地が用意されていますが、いかんせん数が多いので、通常はサンプル帳なのです。
しか~し、ロンドンではデパートの広いスペースにこの大きなヘッダーサンプルが所狭しと並んでいます。
しかも、商品によっては反物が置いてあるので、その場で生地を買って帰れるというわたしにとっては夢のようなところです。
タッセルもこのとおり!
ただただ羨ましい・・・
比べるわけではありませんが、ニトリや島忠などに押され、日本のデパートは最近インテリア売り場が縮小されています。高いという理由からです。さらに、カーテン生地の売り場縮小され、ほんの少しの生地しか置いてありません。
もちろん、日本でもユザワヤなどの一部のお店ではカーテン生地を売っていますが、正直質が全く異なります。
カーテンに対する考え方の違いでしょうか?
わたしは思わず新しいモデルルームの椅子の生地を選んできました。
既製カーテンもイギリスらしい色と柄がたくさんあります。
ついでにシーツなどの寝装品も選ぶのが困るくらいあります。
買って帰りたい・・・でも、荷物が・・・・
売り場で心の葛藤がやまない私です。