読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

ロンドンのホテル パブリックスペースのインテリアに唸るの巻

ロンドンの記事が続きます。

前に書いたこちらの記事。

この記事にもあるようにロンドンのインテリアの大きな特徴の一つにファブリックの選び方はアバンギャルド、でも家具のスタイルはトラディショナルといったアンバランスな組み合わせによるデザインの面白さがあります。

 

今回宿泊したホテルのインテリアはその代表的なスタイルでした。

 

今日紹介するのはそのパブリックスペースのインテリアです。

こちらはエントランスドアを開けたロビーのインテリア。

個性的な色使いとオブジェが印象的ですが、よくみると家具はいたってクラシックです。

f:id:bibimaru:20160907111717j:plain

 

そして、このロビーにフロントがあり、フロント脇の通路を抜けると雰囲気が全く異なるラウンジが見えます。

 

f:id:bibimaru:20160907111945j:plain

 

f:id:bibimaru:20160907112134j:plain

 

ここは宿泊客が自由に使えるラウンジで、日中は天窓から光が降りそそぎ、とても明るく優しい空間です。

このラウンジでは大胆なグリーンの葉っぱの柄が壁紙とソファの張地に使われています。

面白いのは、吹き抜け部分の垂直面にも同じ柄のクロスが使われているところ。

木立の中にいるような雰囲気です。

見てわかる通り、家具のデザインはとてもコンサバティブで、どちらかというとクラシックなスタイルです。

でも、張地が葉っぱをモチーフにしているといえ大胆な柄なので、全体の印象としてクラシックな感じは全くしません。

実は、このスペースは明かりの変化によるイメージの変化も計算されています。

こちらは同じ部屋でですが、日が沈むころになると天窓からの光が弱ってきます。

f:id:bibimaru:20160907112721j:plain

f:id:bibimaru:20160907112444j:plain

 

そして日が沈みすっかり暗くなると、昼間とは全く異なった雰囲気の空間となります。

朝の明るいイメージから一転して、落ち着いたラウンジに変化しました。

f:id:bibimaru:20160907112911j:plain

 

そして、このラウンジの奥にライブラリーがあります。

ここは全く窓のないスペースで昼間でも写真のように照明がないと暗い部屋です。

f:id:bibimaru:20160907113840j:plain

 

夜の写真はこちら・・・

f:id:bibimaru:20160907114353j:plain

かなり暗いですが、とても落ち着ける空間となっています。

誰かの話をじっくり聞きたくなる空間です。

奥の書棚に本がたくさんあり、自由に手に取ることができます。

また常にドリンクが用意されており、宿泊客は自己申請の用紙に記入して好きなドリンクやスナックを飲んだり食べたりすることができます。

写真はちょっと怪しく写っていますが、奥のキャビネットに冷蔵庫が入っています。

f:id:bibimaru:20160907114215j:plain

 

もちろん私も利用しました。

f:id:bibimaru:20160907114750j:plain

f:id:bibimaru:20160907114814j:plain

f:id:bibimaru:20160907114655j:plain

夜外出から戻って、頭をクールダウンするにはぴったりの場所です。

今は夏なので暖炉の中もキャンドルでしたが、テーブルの上やいたるところに置かれたキャンドルも含め、揺らぎの灯りが心を癒してくれることを改めて実感しました。

 

写真が暗くてわかりにくいかと思いますが、ここは花柄や幾何学柄、ストライプなどいろいろなパターンのファブリックがたくさん使われていますが、ちっともバラバラな感じがしません。大きなパイン材のテーブルが全体をまとめているからです。

ここも緻密に計算されたインテリアデザインで、いい勉強になりました。

 

こんな空間を皆さん、家族で、あるいはカッなどと皆さんの集いの場としても上手に利用しているのが印象的でした。