わたしの好きなホテルベスト5に必ずランクインする「マンダリンオリエンタルホテル香港」。
ペニンシュラをはじめ、香港でもいろいろなホテルに泊まっていますが、わたしの中の香港No1はこの「マンダリンオリエンタルホテル香港」です。
以前宿泊してあんまりよかったので、今回も最初のホテルはここにしました。
場所は香港のビジネスの中心地「中環」にあります。
そのせいかビジネスマンも多いホテルです。
早速お部屋を紹介します。
扉を開けて部屋に入ると、右側が洗面バスルーム、左側がクローゼットになっています。
奥にベッドとデスク、一人掛けソファがあります。
この全体の写真をみると、「えっ?!」ってくらい正直地味でなんということもない部屋です。
木の茶色と床のベージュ、クッションの赤・・・
まるで野菜のない地味な母さん弁当のようです。
この雰囲気でモデルルームを作ったら、「華がない!」とか「暗い!」とかのコメントつきでブーイングくること間違いなし!
でも、落ち着くんです。
これが・・・
調度品とかはみてのとおり決して新しくないけど、それがかえっておばあちゃんちに来たいような安心感を与えてくれるのです。
昔からある定番の力を感じさせてくれます。
例えばこの一人掛けソファと赤いクッション。その横のシノワールっぽいデザインのサイドテーブル。
そこにゴールドのスタンドと後ろの2枚のアートのふき取り仕上げの額とイラスト。
デスクはちょっと薄い色の木製。そこに合わせた椅子はデスクチェアながら、トラディショナルな形です。
肝心のベッドはというと、しっかりした木枠のベッドヘッドに革の布団張り。
これまた、写真で見ると地味です。
しかし、しかし・・・
よくみるととてもいい素材を使い、隅々まで計算されたインテリアとなっていて、学ぶところだらけです。
一見ただのベージュにみえる壁紙ですが、実は布クロスで、目地をとって納めています。
「目地幅8㎜!」メモメモ・・・
腰壁の木も当然合板ではなく、本物の材をきちんと塗装で仕上げています。
またこの腰壁の上框は各扉の取っ手のつく框と揃えてとてもきれいに納まっています。
一方、スーツケースを広げるバッゲージカウンターの壁は合皮の布団張りで丈夫にできていますし、カウンター天板は石です。
このカウンターの左右の扉は写真にあるようにスケッチがはめ込まれていて、一見壁にもみえる工夫があります。
またこのスケッチが味があって、無茶苦茶いい感じ・・・
これもメモメモ・・・
まだまだ長くなりそうなので、今日はこの辺で、続きは明日・・・
オッと、天井を忘れていた!
ザ・デザインだね!