「香港公園」は香港の街の中枢にある「中環」と「金鐘」の間にある公園。
香港の幼稚園生が遠足によく行く公園。
ピークトラムの駅の隣の公園。
でも、それ以上に香港市民にとって大事な公園です。
なぜならここには「婚姻登記所」があって、緑いっぱいの公園は抜群に風水がよいので、たくさんのカップルがここで婚姻届けをだして、記念写真を撮る場所だからです。
とはいえ、わざわざここを訪れる日本人観光客は少ないので、今日はこの公園を紹介します。
お勧めの穴場です。
この公園への行き方はいろいろありますが、ショッピングを楽しみたい方は「金鐘」の大きなショッピングモールのエスカレーターで上に上がって道を渡るとそこが入り口です。
「コンラッドホテル」と「ホテルマリオット」のエントランスにも面しています。
「中環」からは有名な「HSBC(香港上海銀行)」の本店の前を通って古い坂道を上ると、入り口があります。
世界の金融の中心の一つがこの坂道のすぐ下にあるとは思えないほど緑がうっそうと茂っています。
この公園からよく見えるのが、香港のランドマークになっている「中国銀行」のビル。
公園内は南国の花と緑であふれています。
天然の起伏を生かした地形の中に人口の滝があって滝の後ろを通れるようになっています。
で、今回私が発見したのは水に濡れた「中国銀行ビル」。
この滝の上には「バード園」があって、80種類以上の鳥がいるらしい・・・
というのも、わたしは鳥が怖いので行ったことがないのよ。
「あ~怖い、怖い!」
近くのビジネスマンや市民の憩いの場になっているので、天気のいい日はここでテイクアウトの昼食をとる人もたくさんいます。
でも、私たちはこの公園のもう一つの穴場へ・・・
そして向かった先は羅桂祥茶芸館。
もともと旧イギリス軍総司令官邸という香港で一番歴史のある西洋建築の建物を移築改装した白い素敵な建物。ここにある中国茶の道具の博物館が「羅桂祥茶芸館」で、さらにここにわたしの目的の飲茶の店「楽茶軒」があります。
扉を開けて店内に一歩入ると、そこは古き良き香港。
外の喧騒を忘れさせてくれるシックで落ち着いたインテリアが素敵です。
またここのお茶は街中の飲茶屋さんではほとんどみなくなった正式なお茶のスタイル。
頼むお茶によって異なるようですが、わたしが頼んだ普洱茶はこのような形ででてきました。
奥に見えるのがお茶のセットです。
急須にポットのお湯をいれて、そのお茶を「茶海」と呼ばれる隣のミニミルクピッチャーのような入れものに移します。
そして、そのお茶を小さな茶碗でいただきます。
これだと、すぐ濃く出てしまう普洱茶でも調整して飲めるので助かりました。
もう一つここがお勧めな理由の一つは飲茶の料理が美味しいこと。
飲茶屋さんでは珍しいベジタブル料理で、油っぽくないうえに、2~3個単位ででてくるので、1~2人でも入りやすい店です。
大勢で食べる飲茶は本当に美味しですが、旅行で行く場合なかなかそうはいかないので、香港で美味しい飲茶が食べたい!という人にはとってもお勧めな一軒です。
いかがでしょうか?香港公園。
ここをでてすぐのところに、かの有名なビクトリアピークに登る「ピークトラム」の駅があるので、ここを抜けてトラムに乗るルート、または逆もいいよ。
フ、フ、フ・・・
いい気の宝庫。
いい気をいっぱいもらいに、わたしは今回も懲りずにピークに登ったのだ!