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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」ギャラリーツアーに行ってきた!

以前紹介した森美術館で開催中の「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」展。

先日、この展覧会を企画した美術館のキュレーターの解説のもと、展覧会をまわるギャラリーツアーが行われたので、参加してきました。

 

案内してくださったキュレーターの片岡真実さん。彼女の解説のもと会場をまわります。

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既にイヤホンガイドをつけてみたアートたちですが、やはり生の解説はわかりやすいし面白い!

例えばこちらのアートでは、どの人物から書き始めたか、最初に10人程描いてしばらく筆をおいた期間があったとかの制作裏話をしてくださいます。

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ここでは会場に置かれていた新聞の意味がやっとわかりました。

以前ここをみた時は、「何?」って思っただけで通り過ぎていました。

この新聞は今回のアーティスト「ハルシャさん」が制作活動を行っているインドのマイスールの新聞で、毎日メールで送られてくるものをプリントアウトしたものだそうです。

ここに置いてあるのは、マイスールというインドの小さな町の一面を飾る記事でも、時として世界の出来事につながっているという事実。

例えば、「マイスールの動物園が再開しました。」という記事を読むと「鳥インフルエンザの流行で動物園がクローズになっていた。」ということがわかり、私たちの生活との共通点が見えてくる・・・

遠いインドの出来事が決して遠くないことがわかります。

「チャーミングな国家」と名付けられたこのコーナーにこれを置くことによって、世界各地のグローバル化の動きを現実のものとして感じました。

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この展覧会のアイコン的作品である「ここに演説をしにきて」。

ここでもイヤホンガイドにない発見のヒントをたくさん話してくださいました。

約2000人の人が描かれているこの作品。ガンジーやスーパーマンや世界で活躍する10人のアーチストなど、世界中のいろいろな人が描かれていますが、みんな同じプラスチックの丸椅子に座っています。

そして、この作品の前に同じプラスチックの椅子が置かれ、写真のように自由に座ることでこの作品の一部になれる。誰もが同じ人間。同じ生き物。そんなメッセージを感じとれました。

作品の中に描かれた黒い雲みたいなものは、作品が仕上がった最後に何か足りない・・・なんだろうと悩んだ末に書き入れたそうです。

この世界の不安や、誰しもの心にある不安を表しているようでもありますが、「のろし」としての意味もあるそうです。

大勢の人の中、「自分はここにいるよ!」というのろし。

なるほど・・・

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書ききれないほどいろいろな解説を聞いて約1時間。

また自分でゆっくりみにきたいと思いました。

 

ツアーの後はいよいよアーチスト「ハルシャさん」とのトークライブ。

六本木ヒルズにあるインド料理レストラン「インド料理 ディヤ」で先ほど案内をしてくださった片岡さんとハルシャさんとのトークライブです。

これは森美術館メンバーシップクラブに入ったているからこそのイベントで、私自身とても楽しみにしていたもの。

インド・マイスールのハルシャさんのアトリエの写真や街の写真をみながら、作品について面白い話が聞けました。

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お料理もとっても美味しくて(@_@)!

 

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今回のような展示会ツアーはこの後3月から5回ほど予定されているので、興味のある方は是非参加してみてください。

作品をみる視点の奥行きがグッと深まり本当にお勧めです。

 

イベント情報 | N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅 | 森美術館

 

 

 

私が書いた過去の記事はこちらです。