1年前のオープンの時からずっと行きたかった白金台の「ときのもり」。
一年かけてやっとやっと、訪れることができました。
場所は白金台の外苑西通りをちょっと入った小道にあります。
「ときのもり」ってどんなところ?
さてここまでわたしが行きたいと熱望していた「ときのもり」ってどんなところ?
そこはずばり「奈良」です。
「奈良って奈良県?」
そうその奈良ですが、よくあるアンテナショップではありません。
「とこしえの都 奈良」をコンセプトに奈良で作られたいろいろな商品を展示したり販売したり・・・そして食する場所として作られたショップです。
新しいショップが続々とオープンする東京において、不精なわたしがここまで行きたいと思ったショップは数少ないのですが、ここは「いくべし」と心のメモ帳に刻まれたショップの一つです。
実際訪れて自分の勘が外れていないことを確信しました。
ショップは1階と2階に分かれていて、1階はジャンルは問わなずいろいろな奈良のものが展示販売されています。
たまたま仕事がここから2分の場所であったのでその帰りに立ち寄ったのですが、何と私がくるのを待っていたかのように、ちょうど「奈良の椅子」展が開催されていました。
こちらのスツールの受注会です。
このスツールの可愛いのなんの!
コロッとしていて、とっても座りやすい。いろんな家具をみている私がうなるクオリティの高さ。
知らなかった!こんな素敵な椅子を作る方が奈良にいらっしゃったなんて!
作り手は奈良市で椅子の修理・貼り替えを手掛けていらっしゃる「naice」の中田真太郎さん。
驚いたのは、店内に展示してあるスツールの座はは何と鹿の革。
恥ずかしことに張地として鹿の革が使われている商品を初めてみました。
とても肌なじみが良くてびっくりしましたが、鹿の革はとても丈夫だそうです。
実は鹿の革は古代、日本で最も愛用されていた革だそうで、日本の伝統工芸として有名な甲州の「印伝」は鹿の革で作られています。
こちらは鹿の革のサンプル。
受注会では座の張地はもちろん、高さや脚の色などをチョイスして自分だけの椅子を作ることができます。
(こちらの写真は「ときのもり」のHPより)
店内は他にも奈良の素敵な作品が並んでいました。
デヘヘ(*^-^*)
実はわたくし、こちらの一刀彫の立雛に一目ぼれして購入しました。
それ以外にも、奈良のお茶やお菓子、調味料、ジュースから・・・
奈良から送られてきた新鮮な野菜まで・・・
そして極めつけはこちら・・・奈良の草花の花束。
もちろん衝動買い!
1階ではちょっとした喫茶コーナーもあり、奈良のジュースやケーキをいただけます。
わたしはコーヒーでちょっと一休み。
2階は奈良の食材を使ったレストラン「CIEL ET SOL(シエル エ ソル)」。
この日は時間が過ぎていたので、お邪魔できませんでしたが、いつも予約でいっぱいなので、予約なしで入るのはむずかしいそうです。
それもそのはず。帰ってHPを調べたら、オープン1年でミシュランガイドで1つ星を獲得したそうです。
( ̄▽ ̄)ゞラジャ 予約して必ず行きます!
「ときのもり」はとっても自然体であるがままの奈良のこころを感じさせてくれるショップでした。