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& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

昭和の意匠が素晴らしい洋館を荻窪で発見!

東京は広い!

東京に住んでいて度々思い知らされますが、先日も意外なところでそれを再認識しました。

 

場所は荻窪!とてもいい住宅街ですが、友だちとかいなかったら、「今日は休みだ!荻窪でも行くか!」なんてことはまずない街です。

 

その荻窪に先日仕事で行ったときに見つけた公園が「太田黒公園」です。

 

入り口でみてみると無料とのことで、待ち合わせの時間までの時間調整にふらりと立ち寄ってみました。

 

外からみたとおり、とてもよく手入れさせていた静かな日本庭園で、池もありのんびり歩くのに適した大人の公園といった風情です。

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時期的にまだ花は咲いていませんが、サクラ、ツツジ、アジサイなどが鑑賞できるらしく、樹木にはきちんと名前の札があります。

 

ここは昭和に活躍した音楽評論家の太田黒元雄氏の私邸跡。ご本人の意思でお亡くなりになったあと、杉並区立の公園として一般公開されているそうです。

 

さてこの「太田黒公園」。

この庭も凄いのですが、実はそれだけではなかったのです。

 

庭もみたしそろそろ行くか・・・と、入り口の茶室の脇を抜けていくとこちらの洋館が現れました。

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なになに・・・昭和8年築の洋館?

外からみてもわかる只者ではない佇まい。

 

中に入れるということで、早速中に入って、ビックリ!

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ピアノがあるのでわかる通り、この部屋は太田黒氏のアトリエだったそうで、スタインウェイ社のピアノが置かれています。

 

一時は使用できないほど痛んでいたこのピアノですが、「守る会」の人たちの尽力で音が蘇ったそうです。

 

ブラケットや窓ガラスに昭和の意匠のレベルの高さを改めて感じました。

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外壁の腰板や木のルーバーなど、今ではなかなか見ることがない意匠も素敵です。f:id:bibimaru:20170320200842j:plain

 

公開されているのは一部屋だけですが、昭和の人の素晴らしい手仕事に触れることができて、とてもいい勉強になりました。

 

後で調べたところ、この庭園は紅葉で有名で秋にはライトアップもされるそうです。

 

こんな素敵な公園がある荻窪・・・その実力に驚きました。

 

最後にもう一つ、荻窪で驚いた建物。

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思わず立ち止まって、我が目をパチクリ。

右から読んで「西郊ロッヂング」。ここも只者ではないぞ!

旅館とあるけど、ほんとに旅館?

これまた帰って調べてみたら、ここも昭和の初め日本初の洋館の下宿として使われていた建物で、今は新館は旅館として使われているそうです。

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でも、写真の独特の外観の本館の方は、な、な、なんと賃貸アパートとして使われているそうです。

 

「荻窪」は昔、葉山のように別荘のある郊外として使われることが多かった場所ということで、こう言った素晴らしい昭和の建築が残っていること。初めて知りました。

 

荻窪の昭和の建物、今度調べてみようかな!