昨日のブログで「moooi」を紹介した勢いに乗って、2017年ミラノサローネで印象的だったブランドを紹介しちまおう!
というわけで、今日紹介するのは「トム・ディクソン」。
インテリアデザイナー「トム・ディクソン」の名前がそのままブランド名になっている「トム・ディクソン」ですが、彼の名前は知らなくてもこの照明は見たことがある人も多いのでは?
(「Tom Dixon.」 HPより)
そのトム・ディクソンですが、彼のブランド独自の会場でみせるミラノサローネでの活躍はここ数年目覚ましいものがあります。
去年の様子はこちら・・・
今年の会場は去年の元教会とうって変わって街中にある歴史的劇場「テアトロ マンゾーニ」。
フム?劇場?
今までと全く雰囲気が異なる会場に戸惑いました。
まずは、その劇場に入る前。
劇場入り口付近の本来ならショップがあるアーケード街の店舗にいきなり照明たちが並んでいたのです。
どうみても一時的に店舗を移設してもらった感じ・・・
こんなのアリ?
エッ?!ココ?
確かに「トム・ディンクス」の照明は素晴らしいけれど、去年に比べてあまり広くないスペースと唐突なディスプレイ。
納得がいかない・・・
驚いていると、更にこんな展示が目に飛び込んできました。
暗~いビルの通路にそぐわないポップな一画。
「トム・ディンクス」?「IKEA」?
混乱したまたウロウロしていると・・・
ジャ~~~ン!
ここに本人登場!
信じられないことに何と会場にトム・ディクソンご本人がいたのです。
繰り返しますが、信じられない!!!
でも、間違いない!
私たちは図々しくも、商品の説明をして移動する彼とその一団の後ろを追いかけて彼の説明を聞くことにしました。
(正しくは声を聞いてただけかも・・・半分しか聞き取れなかった!)
すると、2階に上がる階段が・・・
そう!会場は1階だけでなく2階にもあり、この2階がメイン会場の「マンゾーニ劇場」だったのです。
このあたりの情報は前もってわからないところが、サローネの辛さ。
でも、トム自らの案内で会場を見失わずにすんだのは大ラッキー。
ここでIKEAの謎も解けました。
「トム・ディンクス」と「IKEA」のコラボで新しい家具の開発をしていたのです。
イケアの作り方の紙に出てくるアイツが立っていた!
会場にはアイディアスケッチや試作模型が並んでいて興味深い。
これも試作品?
家に戻って検索してこんな記事を発見。
イケアの家具を「ハック」する、トム・ディクソン考案のモジュール式ベッド「Delaktig」が公式発売に - ライブドアニュース
IKEA が Tom Dixon と HAY とのコラボレーションを発表 | HYPEBEAST
納得!
それにしてもIKEAにお棺を作らないか提案していたトム・ディクソンで凄い!
このあたりは凡人にはない発想だわさ。
話をミラノに戻して、トムのおかげで無事見失わずにすんだ2階の会場。
メイン劇場では映画が上映されていて、トムディンクスの椅子で思い思いに鑑賞できるようになっていました。
写真がボケボケで申し訳ないのですが、客席ロビーはそのままバーとなっていました。
こちらはポップコーン(?)ナッツ(?)ケース。
アーケード内の展示に目を奪われてすっかり見逃していたけれど、一階にはこんな立派な劇場入り口がありました。
オッと、ここで今年のトム・ディンクスの照明で気になった商品はこちら。
点灯している時は、トロンとした感じの樹脂のシェードがちょっと新しいな・・・
とは思いましたが・・・
消してビックリ(@_@)!
その存在が見事に消えてしまいました。
影のように映っていますが、消えているだけです。
照明の素材そのものにこだわっているトム・ディンクスらしい作品です。
どんな素材何だろう?
近くでみての全くわからない・・・
また、今年はシーリングライトも登場していたのが嬉しい!
この手のライトは少ないのでよし!使えるぞ。
あんなこんなで回ったトム・ディンクスの世界。
彼独自の世界観はやはり素晴らしかったの一言でした。