& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

「自分を超え続ける」南谷真鈴著 ~19才の女の子が私に教えてくれたこと

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めずらしく本の紹介。

といっても、本というよりこの本の著者「南谷真鈴さん」を紹介したくて思わずパソコンに向かってます。

 

TVや新聞などでもう知ってる方も多いと思いますが、南谷真鈴さんは日本人最年少で世界七大陸最高峰を制覇した冒険家です。

 

わたしも彼女を初めて知ったのはラジオだったかと記憶しています。

その時は、エベレストを含む7大陸最高峰どころか、北極点、南極点まで行くなって、なんて凄いんだろうと、ただ単純にその行動した事実に感心していました。

しかも、19歳で・・・

 

当然、「お金は?」「学校は?」「親は?」などと下世話な質問が頭をよぎり、親が登山家か、登山好きのお金持ちか、知り合いに凄いスポンサーがいて一緒に登ったのか、などど勝手に思っていました。

 

でもそれでもこの本を手に取った理由はそのタイトルにありました。

「自分を超え続ける~熱意と行動力があれば、叶わない夢はない」

「自分を超える」

彼女が19才の時に書いたこの本の言葉がわたしの中で大きく響いて鳴りやまず、この本を一気に読んでしまいました。

 

そして、シンプルに感動しました。

正直にいうと彼女の生き方に感動してしまいました。

 

もちろん実際、登山で大変だったこともたくさん書いてありますが、驚きべきはそこにいたるまでの彼女の思考と行動でした。

 

この本は若い登山家の山の本というだけでなく、どうしたら高い山(目標)を達成できるか教えてくれる人生の指南書といっても言い過ぎではないとおもいます。

 

 

自分の存在意義をみつけるために・・・

本の内容をあれこれ書く気はありませんが、どうしても外せないポイントがあります。

彼女がインドネシアや中国といったアジア圏で育ったということです。

どんな教育をすればこんな子どもに育つんだろうと思いましたが、「もしや海外で?」と思った勘があたりました。

海外で育った子どもたちをひとくくりに「帰国子女」と呼ぶ傾向が日本にはありますが、実際いろいろな生活環境、経済環境、教育環境があり、そんな簡単な言葉では表せないと思っています。

また実際にそんな子どもたちに接してきた経験からいうと、子ども自身の持って生まれた気質にもよっても大きく異なります。

 

彼女の場合、もともと自立心旺盛だったうえで、いろいろなことをチャレンジして、その頂上にのぼることを目指すタイプだったようで、ピアノの腕前も相当凄かったようです。

 

ここで「なんだ!やっぱり帰国子女だからできたんだ!」と思う方もいらっしゃると思います。

それはそうかもしれませんが、海外で育った子どもがもつ大きな壁を見逃していけないと思います。

 

海外での生活は決していいことだけではありません。

特に子ども場合、言葉の問題以上に、根っこにあるアイデンティティの部分に大きな影響を与えていると思います。

日本に生まれて、日本で育つと滅多に意識しない「わたしは日本人。でも私は誰?」という思いです。

もしかしたら日本でも疑似体験された方、いらっしゃるかもしれません。

生まれ育ったところとは違う土地で暮らすようになった時です。

同じ日本でも、馴染むのに時間がかかったり、いつまでもよそ者の気になったり・・・

 

自分が立っている家庭という地盤が揺らいだ時、もっとその思いが強くなるのでしょう。

彼女が登山を始めたきっかけは、ご家庭の事情と相まって自分の存在感を探すために始めたと書いてありました。

 

 「本当の自分が誰なのかわかるし、本当の自分になれるかもしてないから」

 

 

「なぜ山に登るのか?」 「そこに山があるから・・・」

登山家というとすぐにこの言葉を思い出しますが、山に登ろうなどと思ったこともない私にとっては理解しがたい考えでした。

それが、彼女の「自分の存在意義をみつけるため登る」という言葉には妙に納得させられました。

彼女の場合は登山だったけど、何に登るかは人それぞれでいいんですよね。

 

 

夢を叶えるための逆算思考

この言葉はこの書の中にでてきた言葉ではありません。

彼女の本を読んで私が感銘を受けた彼女の思考を別の言葉で表すとこの言葉にいきあたりました。

 

「自分の存在意義を見つけたい」

 ↓

「自分は山に登ることでそれを見つけられそうな気がする」

 ↓

「自分で決めて、自分の意思で生きるための練習として登山をしよう」

  ↓

「誰にも頼らず登山するために、まずやりたいことリストを作ろう」

 

  「子どもを産んで育てる」

        ↓

  「大学を卒業して仕事をする」

        ↓

  「そうすると、高校生か大学生の時に達成しよう」

        ↓

  「山に登るトレーニングをしよう」

  「資金作りは始めよう」

 

このようにまず大きなビジョンをかかげ、目標を決めて、そこから実際に何をいつまでの行えばいいか逆算して計画する。

 

これが素晴らしい!!!

 

17~18才の時にこんな発想をできるなんて・・・

 

 

 

昔は先をいく年上の人の後を追っていたけれと、最近は若い人に教えてもらうことが多くなりました。

でも、これって本当に素晴らしいこと。

 

 

いや、いまからでも遅くない!

わたしも真鈴ちゃんを見習おう!

 

凄いぞ、日本人!

凄いぞ、若者!

 

何度も書きますが、「ただ単に勇気をもらいました。」というだけの本ではありません。

目標をみつけて、それを達成していく過程にあなたの生き方のヒントがたくさんちりばめられている本です。

 

自分自身の山を登る時のガイドブックです。

 

因みに真鈴ちゃんは登山家になる気はないそうです。

なんと今、セーリングでの世界一周の計画をたてて踏み出しています。

 

そして、わたしは美人で素敵な笑顔の真鈴ちゃんをひそかに応援しています。

 

自分を超え続ける―――熱意と行動力があれば、叶わない夢はない

自分を超え続ける―――熱意と行動力があれば、叶わない夢はない

 

 

真鈴ちゃんみたいな逆算思考がしたくて、これを買いました。

ワクワクが止まりません。