今朝TVをつけたら、「ベネチア国際映画祭」の映像が流れていました。
「あ~~~ベネチア!」
今年の4月に訪れたベネチアの記憶が急によみがえる。
ミラノサローネのついでに軽い気持ちで立ち寄ったベネチアでしたが、これがよかった! 本当によかった!
「名物に旨いものなし」というように往々にして、有名観光地に行ってがっかりする経験、ありますよね?
なので、世界遺産都市とはいえ過大な期待はせずに訪れたのですが、ベネチアの想像以上に素敵な街で完全にノックアウトされてしまいました。
なんといっても水の都「ベネチア」。
わかったつもりはいましたが、ここまで水路の街だったとは・・・
では、突然ですが、タイムスリップして出発進行!
ミラノからイタリアの新幹線「ユーロスター」に乗って一路ベネチアへ。
途中、こんな素敵な菜の花(?)畑を通り抜け・・・
海が見えてきました!
到着です。
ユーロスターのチケットはネットで予約できるので、とっても便利ですが、料金体系が意外に複雑。
人気の曜日や時間帯は価格が高く設定されているので、要注意です。
準備の悪いわたしは、ベネチアへいく前日、ミラノで予約したので、残席ギリギリでとれましたが、ちょい高くついてしまいました。
これは早めの予約がお勧めです。
ベネチアの駅を降り立つといきなり、水路が目の前に・・・
思った以上のインパクトです。
実はホテルを予約した時に、「水上タクシー」の手配はどうするか聞かれて「?」だったんだけど、着いて納得。
車がない!
本当の本当に水上都市でした。
ガイドブックも読んでないから、今一つ映画の世界だけの知識で来てしまいましたが、こんなに水路だらけとは・・・
一般的な公共移動手段のバスにあたる「乗り合いボート」に乗り込んでホテルへ向かいます。
もうそのボートからの景色が、全てフォトジェニック。
ガイドブックの写真や映画の一コマだけ水路があって他は普通かもと思ったわたしは自分の知識の無さが恥ずかしい。
でも、いい意味で期待を裏切ってもらえて、気分は上がる↑上がる↑
ホテルの紹介は明日にしますが、ホテルに一番近い船着き場でおり、ホテルに行く途中も細い水路がめぐっています。
水路と水路の間をつなぐ道も細いので、車は一切入れません。
いろいろな荷物も全てボートで運んでいました。
ここで、ベネチアといえば「ゴンドラ」。
もちろん、乗りましたよ!
わたしたちのゴンドラはこんなイケメンが漕いでくれました。
ラッキー!!!
中世、中世!
こんな細い水路も進みます。
自分たちのゴンドラは近すぎて撮れなかったので、他のゴンドラをパチリ!
揃いのボーダーが太っていても細くても、若くでも年取っていても似合っているところが、凄い。
さすがイタリア男だね。
ゴンドラは貸し切りで乗ることもできるけど、わたしは乗り合いの観光ゴンドラにしました。経路が決まっていて、定額でまわるコースを選べるので便利です。
貸し切りの場合は値段の交渉もしなければならず、時間が限られたいたわたしたちには、今回諦めましたが、安心して乗れるので十分でした。
持ち時間はわずか18時間。
とはいえ、外せない「サンマルコ大聖堂」と「サンマルコ広場」。
内部見学は時間が終了していたために、断念。
回廊はショッピングストリートになっていますが、それでも素敵です。
広場の脇を抜けると海が開けています。
もちろん、ここも多くの観光客でにぎわっていました。
街はこんな細い道がはりめぐらされていて、迷路のようです。
迷子にならないよう気をつけなければ、絶対迷います。
そして、夜のベネチア。
「ムードたっぷり」っていう言葉はベネチアの夜のためにあるんじゃないかというくらい雰囲気がありました。
食事に行くのも「じゃあ、帰りはタクシーで・・・」という訳にはいかないので、ちょっと考えなくてはいけませんが、たまたまミラノで教えてもらったレストランが、ホテルから歩いていけるところにあったので、こちらで水路のライトアップを眺めながら食事をしました。
彼女(彼)を口説くのにこれ以上のシチュエーションはないかもしれない・・・というくらいうっとりする時間でした。
中世の街並みが残る街はヨーロッパには他にもありますが、ベネチアの特別感は何?
と、思い返すと車が走っていないこと。それに尽きるのではないでしょうか?
今度はカーニバルの時に行ってみたいなあ!
次回はベネチアで宿泊した可愛いホテルを紹介しますね!