「なぜかブログの更新が止まったなあ~」と思ったら、中国にいます。
出張を前にやっておかなくてはいけない仕事に追われていたら、アッと言う間に1週間。
早起きして中国のホテルで書いています。
今回の出張は、以前に提案したモデルルームのうち2部屋がやっと完成するので、その最終チェックが目的です。
実際、昨日その現場に行ってきました。
現場は実際にマンションが建てられる広大な敷地の一画。車で連れていってもらい、周りを見回してア然!!!
地下鉄の駅はありますが、周りに建物らしい建物はなく草が生い茂っているだけ・・・
(地下鉄の駅の前)
と、思いきや出口の前に張り巡らされた高い塀を入ると、びっくりするようなモダンなデザインのマンションの販売センターを今まさに建設中でした。
日本で言うところの大規模な「ニュータウン」を作る第一歩というところでしょうか?
それにしても規模が大きい!!!
日本のプレハブ構造の簡易的なマンションギャラリーとは全く別物です。
この業界で数多くの販売センターをみてきたわたしが驚くくらいです。
マンションの販売センターとしての機能が終わったら、他の施設として使うのかな?
ここへきて、外構も内装も急ピッチで工事が進められているようで、溶接の火花が飛び散るや石磨きのサンダーの音が鳴り響くや・・・その中を縫って入ってようやくモデルルームのあるフロアへ向かいます。
もちろんここも騒然とした雰囲気。
電気屋、塗装屋、タイルや屋、設備屋、内装屋が入り乱れてカオス状態です。
モデルルームのセッティング前はいろいろな工事が入り乱れて大混乱のことが多いので、慣れてはいますが、それでも驚いたことがあります。
1)養生がゆるい!
何といっても一番驚いたのが、これです!
モデルルームに限らず、インテリアの納品の場合、先に納品した商品を傷つけないよう養生シートやカバーで保護することが仕事の基礎の基礎。
細心の注意を払って工事を進めます。
バ~~~~~ット!
共用廊下はなんとなく申し訳程度の薄いシートが置いてあったけど、ぺらぺらめくれて床が見えてる・・・
肝心の部屋の中は全く養生無し!
肝っ玉ぶっ飛ぶくらいの衝撃でした。
フローリングも壁も、ガンガンいろんなものが当たってるけど、誰一人気にしない・・・
いつも細心の注意を払って工事をしている日本の職人さんは、やっぱり特別なんだわ!
2)なんでも無造作に置いてある!
これも1)と似たような感じですが、これからつける商品を無造作に置いています。
ガラスの照明なんて割らないかヒヤヒヤです。
小物もこの喧騒の中、ガンガン置いている。
明日までに終わらせないといけないのはわかる。わたしもそうする。
でも、やっぱりここは危ないでしょう?といったところまで無理やり置いていく・・・
でもって、割れてた!!!
3)職人さんの道具が面白い!
特に面白ったのは、脚立。
高いの低いの全て木製。「脚立といえばアルミ」と思い込んでいたので、とても新鮮です。
実際のモデルルームの中。工事中のキッチン。
バスルームはタイル工事中。
部屋は足の踏み場もない状態です。
今回の仕事は、モデルルームのコンセプトや設計変更、レイアウト、カラーセレクト、造作家具デザイン、収納プラン、家具セレクトをしましたが、家具セレクトだけは実際に中国で手に入る商品で、且つ予算に合う商品を最終的には中国のスタッフが行いました。
そのため「?」という商品もありましたが、そこはしょうがないとあきらめざるとえません。
小物も絵画だけは、メールでやりとして選びましたが、それ以外はイメージ写真を送っったうえで、中国のスタッフがイメージにあうものを探して購入しました。
今日は開梱して、部屋に運び入れる段階でしたが、明日から本格的にセッティングが始まります。
と、いうわけで、今日はここまで・・・
明日が楽しみです。