3回連続でハイブランドのインスタレーションの紹介。
トップバッターは【ブルガリ】
わたしの知る限りでは、ミラノサローネでの【ブルガリ】の展示は初めて(?)
(違ってたら、ごめんなさい。)
【ブルガリ】と聞くと、技巧を凝らしたジュエリーデザインのイメージがあって、どんなインスタレーションを展開するのか、全く想像できなかったけど、いい意味で今年は予想を覆す展開を見せるブランドが相次いだので、ちょっとのぞきにいってきました。
結果・・・予想を覆す想像以上のインスタレーションにビックリ (@_@) !!!!
まず入口からして!?
中に入ると、いきなり電飾に彩られた迷路が現れます。
昔のアメリカのダイナースか?というようなイロドリ。
上から見ると、こんな感じ!
所々に、きちんとブルガリの商品が展示されています。
この迷路を抜けると、宇宙への入り口が何か所も待っています。
これまた、アメリカのTVドラマで見たような見ないような・・・
「待って~~~~~!」
実際は約170㎝角くらい×奥行き50~70㎝くらいのBOXで、ミラーを使って奥行きを出しています。
続いて、鐘の鳴り響くコーナーへ・・・
縦にいくつも下がった円柱が振れあって、巨大風鈴のよう。
中に入ると、今度は上下がミラー。
下を向くと、奈落の底みたいでわかっていても怖い!
床の形を変えて、いくつもの鐘の部屋があります。
こちらはドーム型の、これまた床と壁面一部がミラーの部屋。
ドームにあたる部分はタイルやメタルや革が貼られて、これまた不思議な空間になっています。
宇宙をイメージさせられたインスタレーションはこれまた、忘れられないインパクトがあるものでした。
後で【ブルガリ】のプレスを読むとこうありました。
「迷宮を描いたようなインスタレーションは来場者を抽象的な宇宙へと迎え入れます。そこでは芸術とデザインにおけるブルガリの本質をつかむために、知っていることをすべて放棄せざるを得ません。ルールを作り変えるために脱構築するのです。」
(ブルガリ プレスリリースより引用)
「ルールを作り変えるための脱構築する」って表現、素晴らしい!
これから紹介するブランドもそうだけど、伝統は守るだけじゃダメなのよね。
わかってても、難しくて、実際にできないブランドが多いのが、現実だけど、さすがです。
ブルガリ、見直した!