& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

【ルイ ヴィトン】 闇に浮かび上がる革の世界~「ミラノサローネ2018」~

さて、今回は「ルイ・ヴィトン」のインテリア&トラベルコレクション「OBJETS NOMADES」の紹介です。

ヴィトンは昨年と同じ「Palazzo Bocconi邸」で開催しました。

 

 

どれくらい去年と違うんだろう?

 

正直あまり期待せずに行ったところ、さすがのヴィトン。

当日、会場は長蛇の列となっているではないですか?

サローネが開催されて既に数日経っていたので、それぞれ展示のの評判はみんなの耳に入っているはず。

それがこの行列ということは、きっと面白いに違いないということで、頑張って30分ほど並んで入りました。

 

やっとたどり着いたエントランス。

おやっ?今年の入口はちょっと可愛らしいぞ。

ちなみに今年のテーマは「プチ ノマド」らしい・・・

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昨年同様、世界中のデザイナーがデザインしていますが、今年は彼らの写真ではなく、その作品をモチーフにしたポスターが階段に展示してありました。

一番右が日本の「nendo」

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「吉岡徳仁さん」のポスターがこちら・・・彼がデザインした椅子の座面が花のモチーフになっています。

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この椅子です。

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(写真は「ルイ・ヴィトンHPより)

 

さて、今年、階段に吹き抜けを飾ったのは、この照明たち。

スイスのデザイナー集団「アトリエ オイ」の作品です。

シンプルな革をねじった使い方ですが、面白い陰影をみせてくれます。

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会場に入ると、天井に無数の革の花が舞っています。

日本の吊るし雛を彷彿させますが、クラシックでデコラティブな屋敷のインテリアの中で見ると、負けず劣らずの美の競い合いのようです。

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中にはいると、自然光がふりそそいでいた昨年と打って変わって今年は、夜の世界。

薄暗い会場に作品たちが浮かび上がっていました。

続けていくつか紹介しましょう。

 

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 by  マルセル・ワンダース

 

 

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 by  パトリシア・ウルキオラ

 

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 by アトリエ オイ

 

 

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Desgin by 吉岡徳仁

 

 

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 by カンパーナ兄弟

 

 

f:id:bibimaru:20180505014235j:plainby アンドレ・フー

今年の作品とバージョンアップしたいくつかの去年までの作品がありましたが、新しい作品の中では、このアンドル・ルーのリボンダンス

 

ソファが何とも言えない曲線美でとても印象的でした。

 

 

これら作品の他に、このライトに照らされた廊下の奥で光のインスタレーションがありました。

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この後、一階に戻り、入り口奥にあったこちらの展示を見学。

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こちらはジョルジュ・カンディリスが70年代に考案した「ヘキサキューブ」の家。

大小のパネルを組み合わせて、自由に持ち運んで組み立てられる家だって!

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中も意外に広くて、こんな家を70年代に作ったって、ちょっと驚き!

 

 

さて、ヴィトンをみての感想。

自然光を生かしたアウトドア感覚の昨年とは全く異なり、暗い場内でライティング効果を上手に使って見せた今年の展示。

デザインもさることながら、結果としてヴィトンの職人技であるレザーのカットワークの素晴らしさをより際立たせることができて、大成功だったと思います。

心に残ったのは「美しかった!」の一言です。

行ってよかった!

 

参考に去年にブログを紹介。

後半のヴィトンの箇所の写真を比べると、同じ会場での見せ方の違いがわかるはずです。