& BONO  インテリアデザイン、あれやこれや

インテリアデザインのこと、インテリアコーディネーターの仕事のこと、日常でのデザインの話、大好きなホテルの話などを綴ります

今年もマルセル ワンダースが魅せてくれました。「moooi」~「ミラノサローネ2018」~

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「ミラノサローネ」の話に戻って、今日は「moooi(モーイ)」の展示を紹介します。

ここ数年の「moooi(モーイ)」の勢いは目を見張るものがあり、毎年ここミラノで驚かされます。

 

ちなみにこちらが昨年の記事


「moooi(モーイ)」の展示の大きな特徴は、毎年テーマとコンセプトがはっきりしていて、見るものを他の及ばない独自の世界に引きこんでくれる点です。

 

その独自の世界感の中に、計算されたデザインの中にちょっと遊びがあるモーイの商品たちがとけこんで、ウィットと美しさが共存したワンダーランドが展開しています。

まさに「moooi」を率いるデザイナー「マルセル ワンダース」 ワールドそのものです。

 

毎年楽しみな「moooi」の展示ですが、期待を裏切ることなく今年も私たちを不思議な世界に連れていってくれました。

 

今年の大きいテーマは「A Life Extraordinary」 

日本語でいうと「驚くべき世界」と抽象的になるので、とても説明しづらく困ってしまします。

というわけで、この大きなテーマに沿った二つの異なる展示があったので、具体的な写真を見て、何となくわかったような気になってください。

(私自身、何となくわかったような気になっているだけなので、上手く伝えられる自信がない・・・なんと情けない・・・)

 

さて、一つ目。

ますます世界中に広がっていく「多様性」を表現すべくモーイは、2つの国も方向性も異なるインテリアデザインの会社を自分たちの家具の表現のために招聘しました。

その一つがマルセルワンダースの出身地オランダ・アムステルダムのデザイン会社「コンクリート」です。

ここでは、何とその会社のオフィスを丸ごとミラノに持ってきて、その仕事場を再現していました。そして、実際にそこで仕事をしているという驚きのパフォーマンスです。

 

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もちろんこのデザイン会社にはモーイの家具が多く使われているのですが、全てではないそうです。

でも、実際のオフィスのどのように自分たちの家具が使われているかみてもらうのに、最適なパフォーマンスだと思いました。

実際会社ごと、ここに移動してきて、ここで仕事をしているのには、(@_@)ビックリ!

 

次は、ニューヨークのインテリアデザイナー「Megan Grehl」さんがモーイの家具を使って、住宅をデザインしたブースです。

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住宅といっても、ニューヨークのアパートメントのような造りの中に、暗さと華やかさを共存させた映画のような世界を再現していて、ここに住んでいる人は女優に例えるとどんな人かしら・・・と想像してしまいました。

(当日はメーガンさんご自身が案内してくださったのですが、フフフ・・・

わたしとメーガンさんの服が被っていたの!かなり嬉しい!ついつい服の話に花が咲きました。)

 

さて、ここからガラっと変わって、二つ目のテーマゾーン。

ここは「The Museum of Extinct Animals(絶滅した動物たち)」がテーマです。

ここでは、実際に世界中の博物館を回って探した絶滅した動物をヒントに、ファブリックや壁紙や家具を作り上げるという興味深いデザインの商品を見せてくれました。

 

 

「Dodo Pavane」どうやらモーリシャス島に生息していた撮りらしい・・・

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カーペットとクロス、椅子の張地はこの鳥の羽の色や柄をモチーフに作られたらしい。

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レリーフが綺麗!

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「Aristo Quagga」アフリカ南部に生息していたサバンナシマウマらしい・・・

模様がまるでバーバリーみたいなんですけど・・・

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同じくクロスとラグ、張地はこの動物からインスピレーションを得てデザインされたそうです。

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実はとっても凝っています。

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「Dwarf Rhino」小さいサイ これはよくわからなかったけど、どこかにいたんだろう!きっと!

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かなりサイっぽい色と質感

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てな具合に、まか不思議な世界が広がっていました。

マンモスとかなんとか・・・たくさんの動物が続いて登場し、何だか博物館に行ったような気分。

 

わたしが言葉で表現しづらいと言った訳わかってもらえますか?

でも「moooi」が繰り広げる唯一無二の世界は、今年も既成の枠にとらわれない自由な感性でデザインの世界の奥深さを教えてくれました。

 

最後におまけを二つ。

先に写真でみていただいたこの照明。

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よく見ると、先端の部分にある小さなLEDからの光です。

それが上に広がって幻想的な雰囲気を醸し出しています。

本当に綺麗でした。

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もう一つは、たくさんの既存の照明を組み合わせて作ったというこの大きなシャンデリア。

圧巻でした。

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アッ!もう一つみてほしい写真がありました。

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この日なんとも可愛らしいお客様が会場を回っていました。

何人かは手にカメラを持って、作品を見ながらあれこれ話しています。

こんな小さい頃から一流のものにふれる機会を与える幼稚園も主催者も素晴らしいと、いたく感動したしだいです。