お待たせしました!
ようやくビール作りが始まります。
こちらが醸造所!
ずらりと並んだミニタンクにワクワクします。
とはいえ、すぐにスタートとはいきません。
1)まずは「どんなビールを作りたい?」
そうです。
まずは、自分たちがどんなビールを作りたいか・・・
そこからスタートします。
そのために用意されたのが、こちらの資料。
ビールってどんな材料で作るの?
ホップと麦ってことは何となく知っていますが、「じゃあどんな麦?」「ホップとどういう風に混ぜるの?」等々、実は知らないことだらけ。
でも、心配ご無用!
奥に見える見本の木内酒造さんオリジナルの4種類の「ネストビール」を試飲しながら、自分の好みを探ります。
2)まずはベースのスタイルを決める
ここに書いてあるように、ビールの王道「ペールエール」がいいのか、個性的な「スウィートスタウト」がいいのか・・・
3)そして、アルコール度、色味、香り、苦みを決めていきます。
1回分で1種類のテイストを作ることができ、その1回でできるビールは330mℓビン45本。
今回わたしたちは、2種類、計90本のビールを作る予定でしたので、2種類のテイストを決めなくてはいけません。
迷いに迷って、一つは夏にふさわしいすっきりした味わいのオレンジピールを加えた「ホワイトエール」。
もう一つは、ちょっと個性がある、でもスタウトほどではない「アンバーエール」です。
その要望にそって、スタッフの方が下記のようなレシピを作ってくれます。
① ホワイトエールのレシピ
アルコール度低めで、苦みも抑えて、ビールが苦手な人も飲みやすいビールを目指します。
② アンバーエール
アルコール度高めで且つ、苦みを持ち合わせるビール好きのためのビール。
BBQにも美味しく飲めるビールを目指しました。
味のベースとなるモルトと選ぶホップの種類、副材料が異なります。
3)ここでお勉強・・・「モルト」って何?
モルトとは「麦芽」のことで、さらにいうと「麦芽」とは発芽させた麦のことです。
実はわたしも全く知らなかったので調べたところ、麦そのままでは、酵母を加えてもアルコール発酵しませんが、発芽させることででんぷんやたんぱく質を分解する酵素を麦自身が作り、その酵母でさらに自分のでんぷんを分解して、アルコールを発生させるそうです。
お見事!
モルトの種類はこんなにたくさんあしました。
基本的には「大麦」はほとんどですが、小麦やライ麦なども麦芽として使うそうです。
4)じゃあ、もう一つの材用、ホップの役割は?
ビールといえば「苦み」と「香り」「風味」。これら個性を作る担い手がホップだそうです。
(ここも、受け売り)
木内酒造さんではペレット状のホップを使って作ります。
こちらが「アンバーエール」用のホップです。
4)最後の副材料って何?
ここで先ほどのレシピに戻ると、「ホワイトエール」にあって「アンバーエール」にないものがあります。
それが副材料!
料理でいうとちょっとしてスパイスみたいなもの。
味に個性をだす大事なものです。
お洒落でいうと、アクセサリーやバッグ、靴みたいなものかも・・・
同じモルト、ホップを使っても、この副材料を何にするかで、味が大きく異なってできます。
こちらが「ホワイトエール」のホップと副材料。
副材料として「オレンジピール」と「コリアンダー」を選びました。
実は面白いのが、この副材料。
ここ木内酒造さんでは、自分の入れたい副材料を持ってきていれてもOKなんです。
私たちは初めてだったので、用意された中から選びましたが、実際わたしたちの前の回の人たちは、シークァーサーとゴーヤの絞り汁みたいなものを入れていました。
ビックリ!!!!
山椒や胡椒を始め、チョコレートを入れた人もいるそうです。
レシピが決まったところで、実際の工程へ進みます。
あ~~~~
またお時間となってしまいました。
次回こそは、必ず肉体労働をご覧いれましょう。