南青山の華やかな通りを横に入って行くと、突然見える不思議な建物。
それがあの有名な「微熱山丘(サニーヒルズ)南青山店」です。
1)建築家 隈健吾さん設計のドキッとする外観が印象的
今から約5年前にオープンしたこのお店は、台湾のパイナップルケーキのメーカー「微熱山丘」の日本で初めてのお店で、この不思議なデザインの建築も相まって、オープン以来大勢の人でにぎわっています。
建築は日本を代表する建築家隈健吾さん。 そのデザインの素晴らしさから、世界中の建築家やデザイナーもよく訪れている場所です。
2)中はお店?
早速中に入っていくと・・・
1階に受付があり、ここでこのショップの説明があります。
「説明?」
実はここは一般的なパイナップルケーキのカフェではなく、パイナップルケーキのショールームのような役割を担っているお店。
なので、商品を買うことはもちろんできますが、席が空いていれば、この素晴らしい空間の中でパイナップルケーキと台湾のお茶を試食試飲できるショップになっているのです。
ここがオープンしてすぐに訪れた時は、何の説明もなくシンプルにパイナップルケーキとお茶を飲ませてもらうだけでしたが、数年前からこのスイーツの説明を受けてからいただくシステムに変わっていました。
逆にわたしは、あまり馴染みのないパイナップルケーキの事を聞けるとあって、大歓迎。
その日は10分くらいまてば席に通してもらえるとのことだったので、お邪魔することにしました。
3)中は鉄骨作りの構造をいかしたシンプルな作り まずはホール
1階ホール
自転車が絵になるなあ!
階段ホール
ここにもディバイダとして組んだ木があり、ガラスの外の組木と繋がっていて、美しい!
2) 巾広の扉がダイナミックな建具が印象的
さて階段を上った先に2階フロアが見えてきました。
障子のようですが、幅が広いので、動く壁のようになっています。
ここはミーティングやプレゼンをするエリアなのかな?
外からみた組木の中はこんなになっています。
全面ガラスの鉄骨構造の建物で、外の木の組木が部屋からも楽しめるようになっていて、さすがのデザインです。
家具も和モダンな要素も感じられるマルニの「HIROSHIMA」(深澤直人作)でした。
よく見ると、テーブルの天板も木の寄木のようにデザインされているのが、わかりますか?
3)3階でいよいよパイナップルケーキをいただく
漸く順番がきて、3回でパイナップルケーキをいただきます。
3階は写真のように変形のカウンターになっていて、大勢の人が一度に座れない贅沢な空間です。
奥の墨色のタイルの壁がカッコいい!
お茶は頂上ウーロン茶でした。
ところでパイナップルケーキって食べたことありますか?
日本から飛行機で3時間ちょいで行ける台湾ですが、亜熱帯気候の温暖な気候でパイナップルやバナナなどの産地です。
そのパイナップルを加工してできたこのお菓子は台湾を代表するスイーツです。
まだ食べたこのないあなた!
ここのパーナップルケーキは美味しいよ。
正直、甘いものはあまり食べないわたしでも、パイナップルの繊維が残るその食感と甘さ控えめな上品な味が好きです。
詳しくはお店のHPをみてください。
4)トイレも素敵
おまけでトイレを紹介
先ほどの2階フロアにトイレがあります。
トイレはこの扉の向こう側。
面白かったので、トイレ側から撮ってみました。
トイレはシンプルな和テイストでまとめられています。
さすがだと思ったのは、この手洗い!
木のカウンターがそのままスロープして手洗いボールになっている!!!!
一体化されたこの手のデザインはよく見かけますが、木というのは初めてです。
何となく折り紙の端を折ったようなシンプルなデザインですが、壁面斬新でした。
パイナップルケーキの試食は無料なので、台湾のお日様の味を一度味わってみたい方。
いかがですか?