わたしは旅に行くとき、ホテルと飛行機以外はあまり情報収集せず着いてから、「さあ、どこ行こう!何見よう!」と考えるタイプで非常に効率が悪い。
昨日紹介した「ホイットニー美術館」のある、ニューヨークの南西、ハドソン川沿いのエリアが、今ニューヨークで一番熱い場所らしい・・・と聞いたのはニューヨークのホテルに着いてから・・・
調べると、ニューヨーク、いやいやアメリカ最大規模の再開発地帯らしい。
まずは地図で場所を確認・・・
「10 ハドソンヤード」と「ホイットニー美術館」の位置関係、わかりますか?
早速時間をみつけて、でかけてみました。
こちらが、そのハドソンヤードのあたり・・・
完成しているビルもあるましが、実はまだこのエリアは再開発中でその半分が完成して、2019年の3月にオープンしたと書いてあります。
単純な感想としては、ニューヨークにまだ開発できる場所があったの?と思って調べたら、マンハッタンでもこのあたりは軽工業地帯で、ハドソン川につく貨物の船の桟橋と倉庫、そして鉄道の操車場があった地域だったらしい。
日本でいえば、横浜みなとみらいや汐留の開発に近い?
オフィス、レジデンス、学校、ホテル、ショッピングセンターなどが次々と建つ予定で、その最初のショッピングセンターが半年前にオープンしたばかりでした。
とはいえ、ただのショッピングセンターとビル、ビル、ビル!
新しいニューヨークの顔はわかるけど、面白い?
こんなところのショッピングセンターに行く必要もないしなあ~
実はそんなこと思っていた私が、では何故わざわざここに行ったの?
その答えがこちらです。
この左手の建物。
通称「Vessel (器)」と呼ばれている建物で、何といえばただのインスタレーション!
この開発の象徴としての建築です。
英国のデザイナー、トーマス・ヘザウィックのデザインでハチの巣をジオメトリックに組み合わせ、階段で上に昇りながら、展望台として好きなところから360度の景色を楽しめる建築。
想像してもわからないその面白さを体感しにでかけたというわけです。
下から見上げるとこんな感じ
ここは予約制で、入り口近くにある機械からスマホを通して予約し、指定の時間に入場するシステムでした。
待ち時間が1時間ほどあったので、その間向かいの新しいショッピングセンターのタイレストランで生春巻きを堪能して、挑みました。
ワインは景気づけ!
腹ごしらえも終わり、老体に鞭打って昇りきりました。
パノラマ写真
頑張ったかいあって、ハドソン川側の眺めはなかなかのものでした。
感想は?と聞かれると、2回行く必要はないけど、やっぱり行ってよかったなあ!
ニューヨークってやっぱりエネルギーが半端ない街で、再開発地帯にはそのエネルギーがごっそり集まっていて、もの凄く強い気を感じる場所でした。
このベッセルをあとにして、次に向かったのが「ハイライン」
ここは廃止されたウェストサイド線という鉄道の高架部分に作った遊歩道。
こんな感じでてくてく歩くだけのところです。
先ほどの地図の赤いラインがこのハイライン。
歩き始めてすぐは、意外につまらなくて「失敗した!」と思ったけど、ホイットニー美術館にいずれにしても行く予定だったので、てくてく・・・てくてく・・・
でも途中でこんなニューヨークらしいアートに出会えて、元気がでました。
一瞬新宿?と思ったアート!
「ORGANIZATION」の文字がニューヨークっぽい!
昔のレールが残るこのエリアの扉画。
これは大好き♡な作品たち。
これを見れたただけでも来てよかったと思う単純な私です。
道々のストリートアートも面白い!
アンディ・ウォーホールの下にある文字は「Ramen・Shushi・十番」
終点近くのこの水辺もよかったなあ
と、こんな感じでホイットニー美術館までてくてく、てくてく・・・
この距離、思ったより遠かったけど、逆にさっきの強い気を落とすにはちょうどいい距離だったかも・・・
ニューヨークのストリートアートにふれられて、それはそれで楽しい遠足でした。