そろそろ終わりのニューヨーク紀行。
最後は忘れてはいけないこの場所のことを・・・
そう、あの9・11の記憶が生々しいワールドトレードセンター跡地の「グランド ゼロ」です。
あのテロで一瞬にして消えたワールドトレードセンター跡地は今は、写真のような水をたたえた「リフレクティング・プール」と呼ばれるメモリアルモニュメントとなっています。
このプールの周りには亡くなった方のお名前が刻まれ、そこに生きていた多くの方々を追悼する場所になっています。
普段全く霊感などない私ですが、正直にいうと、その場の引き込まれるような深いエネルギーに言葉を失ってしまいました。
あの事件を知らない人がここにきても何かを感じるに違いない!そんな恐ろしいほどのエネルギーです。
その昔、まだあのワールドトレードセンターが建っていた時代、まさかこんな時代がくるとは想像できるわけもなくのんきに記念写真を撮っていた自分を思い出しました。
時の流れに身をゆだねて考えると、しみじみと感じるのは「時間は残酷でもあり、優しくもあり・・・」
本当はメモリアルミュージアムにも行こうと思っていましたが、ヘタレなわたしはこのプールだけで、打ちのめされミュージアムは行けませんでした。
プールのすぐ横にあるのが、新しく建てられた「ワン ワールドトレードタワー」
リーマンショックなどの不景気を乗り越えて、このビルを再建したアメリカの力には、一般人としての頭しか持ち合わせていない私は、「う~~~~mm!」とうなるだけです。
ちょっと気持ちも落ち着いたので、このビルにある展望台に昇ってきました。
この日は天気も良く、地上381mから見えるニューヨークの街を綺麗に見渡せました。
「自由の女神」もここから鑑賞・・・
改めて写真をみるだけで、他者をなぎ倒すような街のエネルギーを思い出しました。
それはヨーロッパの街でも、東京でも感じることのない圧倒的な力です。
いい意味でも悪い意味でも、強いことが求められる街。
もう少し探ってみたくなりました。